皆さんこんにちは!「あずさん」ことAS Windです。
毎日市場分析するようになってから結構経ちますが、今の米国市場のようなストーリングが頻発する事態は初めてですね。。ストーリングは買いと売りの比率が変化することによって揉み合いが発生していることを表すサインなんですが、このところの指数が動かない割に出来高が増加している状況がその辺を意識させます。
果たしてこの動きがこれからの展開のなにかの前触れなのかどうかです。とはいえ結局、なにが起こるかはなってみないとわかりません。市場の動きを確実に当てることは不可能です。(^-^; 結果がでてからあの時のこれがサインだったんだ。。というのはしょうがないと思います。
ただ、その可能性があるということに気づいて危機を回避しておく、もしくはすぐに逃げられる対処法を考えておくことが大事なんだと思います。投資においてはとにかく損をできるかぎり抑えることが一番大事ですからね。
元手があれば、取り返せるチャンスがある訳ですから。
それでは本日の分析スタートです!!
目次
各市場チャート分析
CAN-SLIM投資において「M」の要素は市場の流れですが、他の6つの要素が揃っていたとしても市場の流れが悪ければ結果は伴わないとオニールは述べており、ある意味最も重要な要素となります。ここではNY市場の動きも含めて主だった市場の流れについてオニールの分析手法を用いて日々分析して市場の流れを把握していきます。
市場の具体的な分析方法については以下の記事を参照してください。
NYダウ/NASDAQチャート分析
前日比+25.07ドル(+0.07%)の34,600.38ドル、出来高増加。ストーリングです。
一方、NASDAQ総合指数はどうだったか。
前日比+19.84(+0.14%)の13,756.33、出来高増加。ストーリングです。
ストーリングの判断基準についてオニールは具体的な数字を示しておりませんが、0.2%の下落をディストリビューションと決めていることからストーリングは0.2%未満の株価変動で出来高増加した時を目安にしています。
ここのところ米国市場でストーリングが連発している背景としては、株価の変動が0.2%未満の範囲で収まっている中で出来高は意外と変動しているということです。ストーリングは売買比率の変化を示しておりますが、それだけ売りと買いが拮抗しているということですね。ある意味ディストリビューション程目立つ動きではないですがその裏では何かが進行しているということも十分考えられます。
日経平均/TOPIXチャート分析
前日比+111.97円(+0.39%)の29,058.11円、出来高減少。
対してTOPIXの動きは以下の通りです。
前日比+16.37(+0.84%)の1,958.70、出来高減少。
TOPIXは明確に50日移動平均線を越えてきましたね。日経平均よりも強い動き。市場全体としての戻しがしっかりしているようです。オーバーヘッドサプライからの下落は一旦回避した感じがしますね。次は直近高値である2013.71に近づいた時のダブルトップを警戒する感じになりそうです。
JASDAQ平均チャート分析
前日比+13.74(+0.35%)の3,911.51、出来高減少。
遂に50日移動平均線を越えるとともに3,900もクリアしてきました。前回は1月に3,967.50が天井になってます。4月は3,965.11まで迫ったもののそこで跳ね返されてますから大事なポイントになると思います。
マザーズ指数チャート分析
前日比+5.65(+0.50%)の1,141.45、出来高増加。
マザーズはまだオーバヘッドサプライに抑えられています。米国市場に近い展開ですね。まだまだ警戒の様子です。
このブログで取り組んでいる市場分析について、詳しく勉強したい方は以下の本を参考にしてみてください。根気よく取り組んでいけば、市場の流れを見極める力が絶対上がると思います。
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