目次
50万円投資チャレンジ実績
2021年初めに50万円現物で取引をスタートして、CAN-SLIMをベースに投資をしながらどこまで資産を増やせるか検証していきます。
保有銘柄一覧
Jトラスト【8508】売却(-1,800円)
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は続落。10週移動平均から下に乖離。ここからWボトムを形成する可能性もありますが、その場合は真ん中の山(300円)をブレイクしてからインすればいいかなと思いました。むしろ地合いの悪化でズルズル下がるリスクを避けるべきかなということで一気に撤退しました。今回はしょうがないですね。。引き続きウォッチは続けます。
エスクロー・エージェント・ジャパン【6093】売却(+4,100円)
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は続落。こちらはまだ10週移動平均を割った訳ではありませんが、やはり厳し地合いに一旦は様子見としました。こちらも次インするときは直近高値を出来高増でブレイクする動きが欲しいですね。引き続き様子を見ていきます。
ポートフォリオ構成
今日は地合いの悪化に危機感を感じたため一気にポジ解消しました。当面は様子見です。
CAN-SLIM銘柄の買いのタイミング・売りのタイミングをどのように判断しているかについては以下の記事を参考にしてください。
AS Wind流投資手法 株を買うタイミング その1・基本のチャート形状「取っ手付きカップ」
空売りの手法については、「オニールの空売り練習帖」をベースに進めていこうと思いますが、また徐々にブログ記事で紹介していきたいと思います。
ピックアップ銘柄
今後、CAN-SLIM銘柄として投資対象になる可能性のある銘柄のチャートを追っていきます。
買い銘柄候補
Nexus Bank【4764】株価前日比-6.52%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。このまま崩れるようだと当面は厳しい流れになります。地合いが悪いだけに先行き不安ですね。。
エアトリ【6191】株価前日比-4.30%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。寄り付き上昇ですが下落して引けました。昨日と同じ展開でブレイクには至らず。ちょっと売り圧力が強い感じですね。しっかりとブレイクを確認してからインしたほうがよさそうです。
売り銘柄候補
Zホールディングス【4689】NEW
直近60日の日足チャートと出来高は以下の通りです。
今年に入ってから売りの銘柄は取り上げてなかったんですが、地合いの悪化に伴い空売りに適した相場環境になってきたため徐々に取り上げたいと思います。
まずはZホールディングスです。最近LINEで問題を起こしてますね。それが直接的な原因ではないんですが、最近売りを加速させています。このブログのチャートでは表現しきれていないんですが、こちらの文章を見ながら証券会社のチャートなどで動きについては確認してもらえればと思います。(省エネ)(^-^;
Zホールディングスが天井をつけたのは2020年10月13日。792円をつけてその後急落します。わずか一カ月後の11/18には567.5円まで下げました。28%下落してます。そこから揉み合っていたんですが、そこから再び上昇して2021年1月15日に727円をつけてます。この数字なんですが最高値の天井をつける一つ前、2020年8月27日につけた天井と同じ額なんです。この時点でヘッドアンドショルダー(三尊天井)を意識する展開です。
そこから先のチャートがこちらのブログのチャートで表現されています。結局この727円の天井(青点線のライン)は越えられず、①で大規模なディストリビューションが発生しました。3Q決算であったここから既に売り抜けの動きが続いていたんだと思います。そしてLINEとの統合完了を発表した翌日。②のディストリビューションが発生。今まで50日移動平均線で揉み合っていたチャートはここで明確に下方にブレイクしています。
既に売り抜けの動きが見えているところに供給された材料で買いに来た投資家に思い切り売りが当てられた形ですね。いわゆる「材料出尽くし」の流れです。
恐らくここが空売りとしてベストのタイミングだったと思います。オニールの空売りの考え方によれば天井から5カ月~7カ月目が空売りにとって最もよい環境になることがあり得ると述べています。2020年10月の天井から5か月後の2021年3月にその時はやってきたということです。その後、③では再びディストリビューションで一気に200日移動平均線を割ってきました。
その後は揉み合ったものの200日移動平均線を抵抗線として抜けることができませんでした。実はここの価格帯の上に大きな出来高の層があるのです。①のディストリビューションから割安と判断して買いに入った投資家の塊です。オニールのいう「オーバーヘッドサプライ」です。ここまで戻ってくると「やれやれ売り」が発生するため上値が抑えられる現象です。
そうこうしているうちにLINEの個人情報が中国企業に漏れていたという問題が発覚して④のディストリビューションが発生しています。元々下落トレンドに入っているところへ地合いの悪化とともに材料供給で売りが加速しているのが今の状況です。
このようにZホールディングスは2018年のクリスマスショックからコロナショックを挟んで2020年10月まで市場の上昇を牽引したものの先行して天井をつけて下落を始めています。これと同様の展開をしている銘柄が成長株の中で非常に多いんですね。いわゆる主導株と呼ばれるそれらの銘柄が一斉にこれから本格的な下落を迎えるターンが来ているんだなと思います。
市場の下落を疑っているのはこの辺の理由が大きいです。
ちなみにZホールディングスは出来高も大きくて流動性もばっちりです。オニールの空売り銘柄としてほぼパーフェクトに当てはまる条件だと思います。ちなみにどこまで下がる可能性があるかというと、オニールの考え方では高値から78%下落という驚愕の数字になってます。そう考えると少なくともコロナショックの底値くらいまで下げるかもしれませんね。
当然、リバウンドを交えながらの下落になると思います。空売りは利確が大事とオニールも言ってますので無理せず取り組んで行きたいと思います。
明日の一手
ということで、市場の先行きについては厳しい見方をしており、昨年までの上昇を牽引して現在下落を先行させている銘柄の空売りを今後も検討していくことになります。
Zホールディングスはすでにポジションを組んでいますが、あまり深追いせずに利確していこうと思います。空売りはいつ足元をすくわれるかわかりませんからね。。今後もZホールディングスと同様の動きを見せている銘柄が下方にブレイクするタイミングを図って仕掛けていきたいと思います。
市場の流れが改善してくれば当然次の上昇相場を牽引する主導株を探していきたいですね。それがCAN-SLIM投資の本命の銘柄になると思います。
そんなこともあり、50万円チャレンジはノーポジとなりました。
やっぱり全体の投資状況もブログに書かないと戦略がわかりづらいかな。。4月からのブログの進め方についてはちょっと検討したいと思います。。
CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-
6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-
7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-