皆さんこんにちは!「あずさん」ことAS Windです。
「フォロースルー」を観測したものの日本市場はやや停滞した展開になってきました。米国市場もやや動きを止めた感じです。ですが市場が動く前というのは静かなことが多い印象です。まさに「嵐の前の静けさ」ですね。
今の株式市場は米国にしてみれば史上最高値を連日更新する状況。日本にしてみれば30年振りの株高です。金融緩和の恩恵であることは言わずもがななんですが、この金融緩和が単なる経済不況ではなくウイルス対策が発端になっていることが今までとは違う難しさを生み出しているように思います。いわゆる前例がない。という状況ですね。
米国市場はFRBが既に金融引き締めに動いていた中でトランプ前大統領が金利下げに圧力をかけた経緯があり、「火に油を注ぐ」ような状況になったのではないかと思ってます。その一端が今の株高ということですね。しかし、金融政策としてはいずれは引き締めに動いていかなければいけない訳ですが、「火に油を注いだ」状況を鎮火するために、それなりのショック療法も必要だろうと思います。
それ以外にも投資家心理を左右する変数がたくさんあり、なにが作用して市場が動くかわからない状況ですね。。情報の取捨選択が大事になってきそうです。
それでは本日の分析スタートです!!
目次
各市場チャート分析
CAN-SLIM投資において「M」の要素は市場の流れですが、他の6つの要素が揃っていたとしても市場の流れが悪ければ結果は伴わないとオニールは述べており、ある意味最も重要な要素となります。ここではNY市場の動きも含めて主だった市場の流れについてオニールの分析手法を用いて日々分析して市場の流れを把握していきます。
市場の具体的な分析方法については以下の記事を参照してください。
NYダウ/NASDAQチャート分析
前日比-127.51ドル(-0.39%)の32,825.95ドル、出来高増加。ミニ・ディストリビューションです。
一方、NASDAQ総合指数はどうだったか。
前日比+11.85(+0.09%)の13,471.57、出来高減少。
ダウは久々の下落となりました。昨晩はこれまでの流れとは逆でしたね。ハイテク関連株が上昇。戻しが弱かったということですかね。50日移動平均からの乖離も進んでおり調整は避けられないかもしれません。その後上昇すれば度々発生しているディストリビューションの影響もあまり関せずということになりますが、どういった流れになるのか。NASDAQは50日移動平均での揉み合いを継続しています。
さて昨今の話題として仮想通貨があると思います。ビットコインの暴騰で俄然注目されており、今日の気になる記事にもあったんですが様々な影響について推進派と拒絶派に分かれて論戦が展開されています。最近ではテスラや機関投資家もビットコインに参入しており相場は過熱する一方です。そういった大口投資家のポートフォリオに組み込まれてきたとなると、ビットコインの影響もまた無視できない存在となっています。
いま相場に影響を与える様々な事象の中で、もっとも過熱しているのがこのビットコインのような気がします。価値の増減の幅が大きい上に激しく、バブル化しやすいと思います。「ビットコインを持っていないことはむしろ損」というような空気が蔓延してきた時、なにかのきっかけで突然崩れるようなことが発生すると、当然株式市場にもモロに影響がでると思います。
禍(わざわい)はどこからくるかわかりませんからね。ビットコインの動向にも十分気を付けていきたいと思ってます。
日経平均/TOPIXチャート分析
前日比-6.76円(-0.02%)の29,914.33円、出来高減少。
対してTOPIXの動きは以下の通りです。
前日比+2.53(+0.13%)の1,984.03、出来高減少。
今日は小さい動きに終始しました。フォロースルー後はやや停滞気味に推移していますね。米国同様、デジタル関連が戻したようです。一方で最近上昇した大型バリュー株には利確売りが出た感じでしょうか。変わって小型のバリュー株が買われたようですね。小型株には市場を押し上げる力はないと思います。出来高も減少してきており30,000円を前に一旦は調整の流れで再び50日移動平均に近づいていく感じかもしれませんね。
引き続き天井を意識する展開でもあるのでトレンドが変わる流れが見えないかもしっかり見ておきたいところです。
JASDAQ平均チャート分析
前日比+15.04(+0.39%)の3,899.78、出来高減少。
オンキヨーが大幅に出来高を下げたこともあって市場全体の出来高も下がりました。しかし毎日激しいですね。。相変わらず日替わりで低位株が上位に顔を出してきます。マネーゲームは続いてますが指数は安定的に上昇。。JASDAQは主要4銘柄でウエイトが60%を越える市場です。ハーモニックDS、日本マクドナルド、ワークマン、セリアですね。これらをみてもどれも順調な上昇という訳ではなさそうなんですが。。
JASDAQはもうちょっと真面目に分析したほうがいいかもですね。(-_-;)
マザーズ指数チャート分析
前日比+18.98(+1.56%)の1,232.66、出来高増加。
マザーズは上昇して50日移動平均が目前です。IPO銘柄は下げましたが出来高上位を見ると上げ基調ですね。デジタル関連株も上昇が多かった様子。このままリバウンドで明日以降で50日移動平均を突破してくるかどうかです。新興銘柄の勢いがどの程度あるのかを確かめたいところですね。
市場はやや停滞気味の動きを見せています。フォロースルーの後は小型株、新興株の巻き返しと大型株の停滞という今までの流れとはまた違う動きになっているようですね。いったんは調整の動きと見ていますが、ここから先どこに需要が向くのか。
このブログで取り組んでいる市場分析について、詳しく勉強したい方は以下の本を参考にしてみてください。根気よく取り組んでいけば、市場の流れを見極める力が絶対上がると思います。
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