目次
今後の戦略
さて、毎度恒例ですが今後の指標となる、外国人投資家の影響が確認できるようになった2000年から2019年の各市場の月毎騰落率と市場の月足の流れで今後の傾向を探ってみます。
青が通算の結果、赤が今年の結果です。
東証一部の流れ
11月は「11月の歓喜」と呼ばれる(自分しか言ってませんが。(-_-;))1年でも最も上昇する月です。が、今年に限っては市場分析でみたとおり全然上がる感じがしないですねぇ。。
全体の流れを見る上で月足チャートも見ておきます。
2018年からスタートしたBOX相場の天井圏で弱い動き。出来高もコロナショックは別としてどんどん弱まってますよね。。
次にTOPIXも見ておきましょう。
こちらも右肩下がりのトレンドラインの天井局面。日経平均よりもやや下落が先行しています。最近日記の中で書いていますが「ダイバージェンス(乖離)」の拡大が今月の下落先行を表してますね。
中長期の流れでもこのトレンドラインが示す「ダイバージェンス(乖離)」の拡大が続いています。毎月繰り返し書きますが、「ダイバージェンス」が示す意味とは、東証一部の代表的な225銘柄を集めた日経平均よりも東証一部全銘柄の指標であるTOPIXが下げるということが、市場全体の勢いの減退を示しているということです。
ここで跳ね返される流れになるということは弱気相場が勢いを増したということです。短期的な今月の動きが中長期の流れの中でも整合性を保っているということがより市場が下落トレンドに向かうことに確証を持たせています。
この仮説が正しいのかどうか。11月相場はその辺が問われそうですね。
新興市場の流れ
JASDAQとマザーズの月毎の騰落率です。
マザーズは例年の10月に比べると下落幅は相当小さかった感じです。今年は例年の流れが全く参考になりませんね。。
次に月足チャート見ておきます。
JASDAQは下落のバンドの頂点に達する前に下落の動きが見えています。比較的出来高水準は高い状態ですから、まだ買いの勢力も残っているのかもしれませんね。
対してマザーズはというと。
このマザーズの月足チャート。。すごいですね。アベノミクス後の最高値である2018年1月の天井にタッチしてダッシュで下げていきました。。ここでそのまま下落に向かうのか、もう一度天井に向けて上昇するのかはまだなんともいえませんね。ただ出来高が増加しないままユルユルと上昇するような流れだと「だまし上げ」になって、再度天井近辺まで上昇したところから下落する流れもありそうです。
11月相場ではその辺がポイントになりそうですね。
個別銘柄のポジションについて
今まで見たきたとおり、相場の先行きは下落トレンドに向かう公算が高そうです。最近は空売りの勉強を集中的に行っており、すでにいくつかの銘柄をピックアップして分析と監視を開始しました。
これらの銘柄を日々の日記の中でピックアップ銘柄として掲載することにはやや抵抗を感じています。というのもいずれも今までの上昇を主導してきた銘柄で、今現在も上昇と下落の瀬戸際といった動きをしているものばかりだからです。
買いでポジションを持たれている方も多くいらっしゃると思うので、あまり心地いいもんではないなと。。自分が保有している銘柄が売りで推奨されてたら嫌ですもんね。。(-_-;)
いずれポジションを保持したら公開はしようとは思ってます。
市場の流れが好転したと思われる段階に入るまでは仮に個別銘柄に買いのサインが出たとしてもすぐに下落する可能性が高くなるため、買いポジションは当面持たないほうがいいかなと思ってます。
買いとしてピックアップで上げた銘柄は市場の流れに対してどう動いていくかを見て今後の参考にしたいですね。
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CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-
6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-
7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-