目次
今後の戦略
さて、毎度恒例ですが今後の指標となる、外国人投資家の影響が確認できるようになった2000年から2019年の各市場の月毎騰落率と市場の月足の流れで今後の傾向を探ってみます。
青が通算の結果、赤が今年の結果です。
東証一部の流れ
9月~10月は騰落が大きくならないのが例年です。今年も9月は例年同様。ただし金融緩和の影響で毎年売り込まれている夏場に下げなかった反動が10月に炸裂しないといいんですが。。
全体の流れを見る上で月足チャートも見ておきます。
日経平均の厚い壁、24,000円が待ち構えています。ここを突破するには相当な上昇のパワーが必要になりそうです。
次にTOPIXも見ておきましょう。
先月も書きましたが天井のラインを結んだ赤線が右肩下がり。日経平均は横這いに対して市場平均の勢いの差を示す「ダイバージェンス」が拡大しています。
「ダイバージェンス」が示す意味とは、東証一部の代表的な225銘柄を集めた日経平均よりも東証一部全銘柄の指標であるTOPIXが下げるということが、市場全体の勢いの減退を示しているということです。
ここを突破して上昇するか否かは今後数年の東証一部の流れを決めるといっても過言ではありませんね。
2018年末のクリスマスショックから始まった弱気なBOX相場に終止符を打てるのか。はたまた再び押し返されて下落の道を歩むのか。
今年の終盤はここが焦点になってくると思います。
新興市場の流れ
JASDAQとマザーズの月毎の騰落率です。
9月は例年通りの動きでしたね。となると10月は。。8月に続いて嫌らしいのがこの10月です。念のため頭には入れておいたほうがいいですね。
次に月足チャート見ておきます。
JASDAQも実は下落のバンドの中にいます。そのバンドの頂点に近づいていますね。しっかりとここを突破するかどうかが今月のポイントです。
対してマザーズはというと。
マザーズは怒涛の上昇を見せてきており、現在は抵抗ライン2本が控えています。現在はちょうど1,220辺りに差し掛かってます。ここを越えると直近高値の1,360です。
このラインを突破できるかどうかが上場来高値である2,800に向けた難所です。
いずれの指数も長期で見た流れの中では抵抗ラインに近づいている状況です。ここを突破するか押し戻されるかが、長期的なスタンスを考える上では重要になってくると思います。
個別銘柄のポジションについて
現在買いポジションで保有する銘柄については、「ウィズコロナ」「アフターコロナ」においても飛躍的に業績を伸ばし、EPS増加率が急成長する銘柄を選択しています。
テーマ性もあってか非常にパフォーマンスがいいため、市場の流れが続く限りはできる限り利益を伸ばしていこうと思っています。
その市場の流れについては、米国市場はトレンド転換の分かれ道にきており、日本市場は天井を突破できるかどうかの瀬戸際にきています。日々の市場分析の中でこの辺の変化をしっかりと捉えて、個別銘柄の判断に活かしたいと思います。
売りポジションについては、市場の流れが悪化した際に指数連動ETFを売る戦略で当面はいこうと思います。まだまだ個別銘柄を売るには勉強が足りません。。
11月の大統領選挙に向けては市場の急変も想定されます。その際にはオプション取引も上手く活用したいですね。
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CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-
6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-
7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-