目次
今後の戦略
さて、毎度恒例ですが今後の指標となる、外国人投資家の影響が確認できるようになった2000年から2019年の各市場の月毎騰落率と市場の月足の流れで今後の傾向を探ってみます。
青が通算の結果、赤が今年の結果です。
東証一部の流れ
例年夏枯れ相場から下落の動きが多い8月に大幅上昇しています。9月は動きが少ないのが例年ですが、今年のトレンド的にはまだ上昇が続きそうです。
全体の流れを見る上で月足チャートも見ておきます。
いくつか補助線を引いていますが、下落トレンドのバンドを少し突き抜けた感じですね。しかし、日経平均は幾度となく24,000円近辺の壁に跳ね返されてます。
次にTOPIXも見ておきましょう。
気になるのが天井のラインを結んだ赤線の部分です。日経平均は横這いで推移していますが、TOPIXは天井が徐々に下がっているんです。市場平均の勢いの差を示す「ダイバージェンス」が拡大しています。
「ダイバージェンス」が示す意味とは、東証一部の代表的な225銘柄を集めた日経平均よりも東証一部全銘柄の指標であるTOPIXが下げるということが、市場全体の勢いの減退を示しているということです。
2018年末のクリスマスショックから始まったこの流れがどこまで続くのか。突破した時は長期的な上昇相場に入ったといえそうです。
新興市場の流れ
JASDAQとマザーズの月毎の騰落率です。
例年は悪夢の8月ですが、今年は見事に上昇しました。「巣籠もり消費上昇」ですかね。(^-^;
例年ですと8月の下落の反動から9月は上昇するのですが今年はどうでしょう。
次に月足チャート見ておきます。
3,500円の抵抗ラインを越えるか越えないかというところですね。そこを明確に越えれば3,800円辺りがバンドの天井にあたります。
対してマザーズはというと。
6月の天井を越えてきました。力強い。次のラインは1,220辺りです。ここを越えると直近高値の1,360ですね。そこを越えれば高値である2,800までは特に抵抗になるラインは見えてこなくなります。どこまで上昇していくんでしょうね。
個別銘柄のポジションについて
現在保有する銘柄については、「ウィズコロナ」「アフターコロナ」においても飛躍的に業績を伸ばし、EPS増加率が急成長する銘柄を選択しています。
市場の流れについては、東証一部にダイバージェンス(乖離)の心配な状況がありますが、新興市場は特に心配する要素はないのかなと思います。
どちらかというと米国市場がかなり怪しい流れになってきてますので、下降トレンドに移った場合に日本市場がそれにどこまで引きずられるのかというところです。
現在のポジションは既に利が乗っている状況なので、売りの戦略に基づいて一部利確したあとは多少の下落リスクを許容しつつ中長期で保持する予定です。目安としては2期先の決算まで、半年ですね。それ以降も成長性が確認できれば引き続きキープです。
地合いが悪化した場合はオプションを活用して上手くヘッジできればいいですね。
今年も残り1/3です。ここまでは比較的順調に来てますので、資産を守りつつ利益拡大できればと思います。
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CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-
6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-
7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-