皆さんこんにちは!「あずさん」ことAS Windです。
コロナの勢いは衰えてはいないんですが、皆耐えきれずに徐々に生活を元に戻している感じですかね。経済も遅れた分を挽回しようとテコ入れ策をどこの企業も検討している様子。
多分に漏れず私も数字にはならない忙しさに最近巻き込まれています。。自分でコントロールできない働き方は嫌いなんですが。。まぁ、サラリーマンですから致し方ないですね。
市場を動かす投資家の皆さんも最近は経済の行く末に疑心暗鬼になっている様子。そう簡単に回復するとはやっぱり思えないですよねぇ。。
そんな投資家の行動は出来高に現れる。というのがオニールの考え。引き続き冷静に市場の方向性を見極めたいところです。
それでは本日の分析スタートです!!
目次
各市場チャート分析
CAN-SLIM投資において「M」の要素は市場の流れですが、他の6つの要素が揃っていたとしても市場の流れが悪ければ結果は伴わないとオニールは述べており、ある意味最も重要な要素となります。ここではNY市場の動きも含めて主だった市場の流れについてオニールの分析手法を用いて日々分析して市場の流れを把握していきます。
市場の具体的な分析方法については以下の記事を参照してください。
NYダウ/NYSE総合株価指数/NASDAQチャート分析
朝方から急上昇。その後は横這いの動きでしたが最後さらに上昇して引けています。出来高は減少。リバウンド幅は大きかったものの出来高は下落時に比べるとかなり少ない。。力強さに欠けてます。
一方、NYSE総合株価指数はどうだったか。
こちらも展開はほぼ同じ。出来高は減少。出来高が下げる時の半分強。弱いですよね。。
一方、NASDAQ総合指数はどうだったか。
展開はほぼ一緒です。出来高は減少。ただ今日は上昇幅がダウの約半分。珍しくダイバージェンス(乖離)が発生。NASDAQのリバウンドの弱さが際立ってる。。NASDAQの先行きにかなり不安を覚えた展開です。
全体的にリバウンドの流れも出来高減で勢いがない。NASDAQはさらに反発の力が弱い。米市場は弱い地合いが続いています。
日経平均/TOPIXチャート分析
朝方から高く始まり横這いの展開。最後は下げて引けています。出来高はほぼ横這い。
対してTOPIXの動きは以下の通りです。
日経平均とほぼ同様の展開ですが、最後の下落がキツかった。安値圏で引けてます。出来高は横這い。日経平均に対して上昇率は半分。ダイバージェンス(乖離)が大きく発生。市場全体としてはより勢いがなかったといえます。
18時時点の騰落数は、上げ1,093:下げ991:不変85
下落銘柄は出来高増。上昇銘柄は出来高減。市場は結構な上昇ですが、個別には弱い動きがみえる。
全体の出来高はそれほど上がっておらず、方向感が見えにくい展開になってる。最近の投資家別売買動向を見るとここから国内勢が勢いを増していくのは考えづらい。。
どちらかというと海外法人の売り抜けの動きのほうが強い傾向。出来高増で売り抜けの動きが見えてくるといよいよ下落が加速するのかもしれないなぁ。。
JASDAQ平均チャート分析
朝方高く始まるも前場は急落。後場に入って上昇したが最後はやや下げて引けています。出来高は増加。ディストリビューションのマークつけちゃったけど、今日は違いますね。。失礼しました。
18時時点の騰落数は上げ362:下げ240:不変45
今日は出来高上位の市場占拠率が高かった。久々に70%越え。
今日は市場全体もリバウンドの流れ。ただ戻しとしては弱かったかな。。下落トレンド入りを払拭するにはもう少し力強い動きが必要です。
マザーズ指数チャート分析
JASDAQとほぼ同様の展開。ただし後場のスタートはかなり下げましたね。。出来高は増加。ディストリビューションになってます。
18時時点の騰落数は上げ156:下げ153:不変15
マザーズはかなり売りが優勢の展開。今日は個人も売りに回った様子。後場の上昇は個人の安値拾いの流れか。今日は危うい展開だったな。。マザーズには要警戒です。
このブログで取り組んでいる市場分析について、詳しく勉強したい方は以下の本を参考にしてみてください。根気よく取り組んでいけば、市場の流れを見極める力が絶対上がると思います。
それ以外にも買いのタイミング、売りのタイミングなど株式投資に必須の知識が網羅されています。この本を完璧にマスターすれば、あなたも投資で必ず成功できると思います。
さらにCAN-SLIM投資を極めたい方はこちらの本でみっちり勉強してみてください。投資で成功するためのエッセンスが詰まっている良書です。
市場動向【価格/出来高】
全体的にリバウンドの流れ。マザーズだけは利益確定の動きがでたか。
JASDAQは低位株の物色があった模様。個人の活発な値幅取りの動きは続いている。東証一部はリバウンドの流れで出来高は減少。弱い動きは継続してる。
6月分 CAN-SLIM投資銘柄実績
買いポジション
Fringe81【6550】株価前日比-5.62%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
朝方高くはじまるがズルズルと下落。後場に急上昇してその後横這いとなったが引けに急落。安値で引けてます。出来高は増加。今週は厳しい展開が続いているなぁ。(-_-;)
週後半に下ヒゲを伸ばすような展開になるか。マザーズは厳しい地合いになってきているからなぁ。。
引き続き様子を見ていきます。
チームスピリット【4397】株価前日比-0.96%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
朝方高いところから始まるが急落。後場はかなり低いところからジリジリと戻す展開で引けています。出来高は増加。
またまた買ってしまった。。というか買えてしまった。(-_-;)
10週移動平均が迫っており、寄りも高かったので珍しく10週移動平均に指値を入れてみたんですが、引け後に見たら買えていたという。。。しかもザラ場は指値よりも相当下げていたとは。。忙しい時に取引はイカンですね。。
市場の地合いが悪いとわかってたんですが、つい手を出してしまうとは。。自分が制御できていませんね。。10週移動平均を割って週足引けたらすぐに撤退かな。。無駄な取引をしました。
引き続き様子見ていきます。
売りポジション
NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信【1545】株価前日比+2.16%
昨晩、NASDAQはリバウンドでしたが出来高も弱く、ダウの半分の上昇率しかありませんでした。元々下げ目線でしたがその動きを見て下落トレンド入りをより確信したのでNASDAQ連動のETFに売りを入れて見ました。
空売りは全然うまくいってないんですが、今回はどうでしょう。。
引き続き様子を見ていきます。
CAN-SLIM銘柄の買いのタイミング・売りのタイミングをどのように判断しているかについては以下の記事を参考にしてください。
AS Wind流投資手法 株を買うタイミング その1・基本のチャート形状「取っ手付きカップ」
空売りの手法については、「オニールの空売り練習帖」をベースに進めていこうと思いますが、また徐々にブログ記事で紹介していきたいと思います。
ピックアップ銘柄
今後、CAN-SLIM銘柄として投資対象になる可能性のある銘柄のチャートを追っていきます。
オプティム【3694】株価前日比-4.17%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
寄りから前場は下落の流れ。後場はやや戻してその後は横這いで引けています。出来高は増加。強めの下落でしたが崩れずに調整できるか。
引き続き様子を見ていきます。
ALiNKインターネット【7077】株価前日比-1.96%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
寄りからズルズルと下落。後場はやや戻して引けています。出来高は横這い。調整の動きが続いてます。結構いい動きなんですけどね。地合いがなぁ。。
引き続き様子を見ていきます。
ロジザード【4391】株価前日比+1.46%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
寄りは高く始まるも前場は下落。後場はじりじりと上昇してプラスで引けています。出来高は減少。週後半も戻す動きが見えるといいんですが。
引き続き様子を見ていきます。
イノベーション【3970】株価前日比+0.84%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
寄り後は横這いの動きでしたが後場に入って上昇。高値圏で引けています。出来高は増加。調整の流れが続いてるな。このまま7月も続くといいんですが。
引き続き様子を見ていきます。
売却後・買戻し後の動き
実際の判断(損切り・利益確定)が的確に実行されたかについてその後の動きを一か月を目途に追いかけて検証したいと思います。
チエル【3933】株価前日比-8.21%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
寄り付きは小高く始まったもののズルズルと下落。後場は横這いで引けています。出来高は減少。ピボットラインまで下がってきたな。。ここで下げ止まるのか。
引き続き様子を見ていきます。
明日の一手
米国市場も日本市場もリバウンドの動きだったのですが出来高は盛り上がらず。売り優勢の展開が続いています。しかも今日は大きなダイバージェンス(乖離)が発生。米国市場ではNASDAQ、日本市場はTOPIXの戻しが弱い。。
今日はマザーズにも大きな売りの動きが。個人に売り抜けの動きが出た模様。下げ足が早かったようなので、今後の流れも急変する可能性があるので注意したほうがよさそうです。
6月相場はすっかり上昇の流れが止まったようです。明日から7月に入りますが今のところ市場の流れは下げ目線で見ています。
今日は魔が差してチムスピを買い。。下げ目線なのに。。これ以上は絶対買いません。。(-_-;)
引き続き市場の動きと個別銘柄の動きを見逃さないように観察していきます。
CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-
6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-
7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-