こんにちは!「あずさん」ことAS Windです。
月末なんで2020年5月の市場の動きと個別取引の振り返り、それから6月以降の基本的な戦略についてまとめていきます。
投資のことではないんですが、5月後半からブログの表現スタイルをちょっと変えました。かなり堅いイメージで文章書いていたんですが、なんか学校のレポートを見てるみたいな感じであまり日記のような親近感がないなと。(^-^;
学生の頃や会社に入ってからも結構レポートを書くことが多かったので、なんか文章書くとそういう感じになっちゃうんだよなぁ。だから、一旦真面目に書いてから表現を崩すような作業をしてます。(^-^;
まぁ、そのうち慣れてくると思うんで。今後ともよろしくお願いします。
それでは2020年5月の振り返りと6月からの戦略について見ていきます!
目次
5月の振り返り
5月を振り返ると、日増しにコロナ禍の状況が悪くなっていく中で市場はジリジリ上昇するという相反な感じの展開。上値が重たくなかなか天井を更新しない中でディストリビューションのサインが出ている嫌ぁ~な感じの流れでした。
今まで市場の上昇を牽引していた銘柄も今年の1月をピークに下落トレンドに移行した様子もあったんで、4月末に今勉強中の「空売り」を中心としたポジションを組んでみたんですよね。勉強するとすぐに試したくなるのもいかがなもんかという感じですが。(^-^;
ところが。。という展開が待ってました。まずは市場の動きについて振り返っておきます。
説明内容については、以下のページを参照していただくと理解しやすいと思います。
NYダウ 5月日足チャート分析
NY市場なんですが、月前半にディストリビューションを連発。こりゃ第二波襲来!?とザワザワしたんだけど、次の日から見事にリバウンド。そこから4日間は出来高を下げながらの調整の動きとなり、月後半にはそれまでの天井をブチ破って上昇してます。
そのまま行くかなぁと思った最終日。昨晩ですが、出来高上昇も値幅伸びずにストーリングで終了しました。
下ヒゲ伸びているし、調整かなという気もしますが。。。来月に向けては不安な要素を含ませてのフィニッシュだな。。
序盤のディストリビューションにはいろいろとモヤモヤした気持ちもあったんですよね。
一つは出来高が平均出来高よりも低いところで増減しており、ここでのディストリビューションが果たして「大口の売り抜け」といえるほどの動きなのかという疑問。
もう一つは急落からわずか1カ月程度で次の仕込みも充分にされていない状況で新たな売りが発生するのか?という疑問。
この二つもありつつ、判断としては下目線だったんですが見事に外れたという流れでした。(^-^;
この辺の疑問点については今後の市場分析の中でも検証していこうと思います。
東証一部 5月日足チャート分析
日経平均とTOPIXの日足チャートです。
東証一部はNY市場ほどの明確なディストリビューションは発生してなかったけど、出来高も上がらず弱々しい動きが続く流れは「天井のダマシ上げ」を表す動きだと判断して弱気目線で見てたんですよねぇ。ところが一向に下がる気配が見えない。
しかもウォッチしていた新興銘柄にはブレイクの兆しも見えてきて。。そんなこともあって需給の流れを見たくて先週末に投資家別売買動向を分析しようと思って調べたんです。
主要なプレイヤーだけ抽出して表示してますが、上部が投資家別の売買金額で下が週足チャートです。わかりづらいかもしれませんが、黒い線から上が買いで下が売りですね。
これ見ると、暴落の犯人が海外勢だとわかって、それを日本の投資家が拾いまくってるんですよね。で東証一部が上値の重い天井を形成したときはピークを過ぎた外国法人の売りを日本の証券会社がコツコツ買っている状況です。
そして外国法人が買いに転じたところで天井越えて市場は上昇に転じた。これ見てると、外国人にいいように食われているように見えて、今回は外国人が相当痛手を被って、日本の投資家が美味しい思いをしている。という痛快な状況もみえてきたわけです。ざまぁみろという感じですね。(^-^;
そう見ていくと前半のディストリビューションは外国人の売りだったんだろうなと。
大口の動きを見るという意味ではこの投資家動向を追いながら、出来高の上昇が誰によるものなのか、それは初動なのかそれとも終盤なのかを見るのも大事だなと思いました。
新興市場 5月日足チャート分析
JASDAQとマザーズの日足チャートです。
新興市場はチャート的には似たような流れですが、中身の構成はだいぶ違ったようです。
図を用意するのが面倒だったので言葉で説明します(^-^;が、先程の投資家別売買動向を見るとマザーズはかなり早くから外国人の買いが始まってるんですよね。
皆が買い向かったもんだから一気に上昇したという状況。月間騰落率は+24.1%で4月と合わせて+51.7%ですからね。。まったく乗れてないけど(^-^;
一方のJASDAQは外国人の買いの初動が遅れたこと、それに個人が相当売っている状況がありました。そのため月の騰落率が+7.8%で4月と合わせて+15.1%です。マザーズとの差はこの辺にあった訳です。
マザーズは既にかなり買われている状況、売りに回ると一気に下がりそうな感じ。JASDAQは外国人の余力はまだありそう、売りに回ったとしても個人が拾うので一気に崩れるよりは下値は堅そうな雰囲気。
そんな地合いになりそうな感じします。
今月の投資結果
そんな市場の状況の中、結果的に買い場となった5月の投資結果は惨憺たるもんでした。。。
上の3銘柄は勉強中の空売りを仕掛けた訳ですが、トレンドは逆で見事に惨敗。。入るタイミングも悪ければ市場の流れも悪い。まぁ負けるべくして負けた感じだなこれは。
さらに新興市場の上昇の流れに乗ろうと買いで入ったチムスピもいまいち流れに乗れずに一旦売却しました。
今月最終日のポジションとしては以下のとおり。
チムスピは売却済みですが、市場の流れに乗ってブレイクの兆しの見えたチエルが決算から上昇の流れを見せてくれました。これがなかったら相当みじめな月末を過ごすところだったなぁ。。
やっぱロングのほうが性にあってるのかなと思っちゃいます。
まだ含み益であり、「捕らぬ狸の皮算用」状態なんで、油断はできないけど。
結果として、年初来の成績は以下の状況です。
総資産としては、空売りなどの確定損で-7.31%でしたが、含み益がチエルのお陰で+18.07%となってトータルでは+12.05%の状況。年初来は+27.65%です。今月はオプション取引はなしでした。
今後の戦略
さて、毎度恒例ですが今後の指標となる、外国人投資家の影響が確認できるようになった2000年から2019年の各市場の月毎騰落率と市場の月足の流れで今後の傾向を探ってみます。
東証一部の流れ
今年の5月は結果的にプラスで引けたけど、「セルインメイ」の本来の意味合いである6月~9月は市場を避ける時期、特に夏枯れ相場が今後気になってくるところ。一年で最も騰落率が低いのが7~8月で、昨年は痛い目にあったなぁ。。
その前の6月なんで、イヤでも転換点が気になってきます。
全体の流れを見る上で月足チャートも見ておきます。
今の状況は長らく続いた「アベノミクス」相場が2018年1月に終了してBOX相場もしくはこの「コロナ・ショック」を契機に下落トレンドに移行したと思えるような流れ。
今のリバウンドの流れがどこまで続くか、次の天井がどの位置になるかが焦点ですよね。
その天井ですが、国内投資機関は既に買いまくっている状況ですから、やっぱり外国人の買いがどこまで続くかで決まりそうな感じはしますね。一旦反転すると、今後は売り一色の状況になるから再び下落が加速することも想定しておいたほうがいいだろうなと思ってます。大きな出来高を集めたディストリビューションがでてきたら今度こそ要注意ですね。
新興市場の流れ
JASDAQとマザーズの月毎の騰落率です。
新興市場はとにかく8月の暴落確率がめちゃくちゃ高い。昨年も思いっきり喰らってます。その前に買いポジションは絶対手仕舞いたいな。
次に月足チャート見ておきます。
こちらも2018年1月にはトレンドを転換させてる。今回のコロナショック前の1月高値と2018年1月高値を結んだラインが一つの指標になってきます。
対してマザーズはというと。
こちらも2018年1月がトレンドの転換点になってるが指標とする次の天井がまだない。バンドで考えるとそろそろ天井っぽい感じだけど、次の節目、1,000円は結構過去にも転換点になっているので注目はしてます。
個別銘柄のポジションについて
個別株についてですが、買いポジションについては外国法人の動きを注視しながら流れがどこまで継続するのかを意識して売り時を探ろうと思います。
一方で市場に天井を付ける動きと主導株の下落の動きが見えてきたら、再び売りポジションを取ろうと思ってます。
6月はリバウンドの転換点を探りながらのポジション調整になりそうです。
そんな感じで6月は取り組んでいきます。
季節はもう梅雨に入りますね。コロナ禍もどうなっていくのか。。
体調に気を付けて6月相場も頑張っていきましょう!!
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CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-
6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-
7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-