皆さんこんにちは!「あずさん」ことAS Windです。
緊急事態宣言は残るところ首都圏のみとなりましたが、昨日会社帰りの通り沿いでいくつかの居酒屋がフツーに営業してフツーにお客さんが入っているのをみて、「エッ!?」という感じでした。やっぱお店もお客も自粛疲れですかね。。再び感染が拡大しないことを祈るばかりです。。
さて、昨日から日米市場とも天井更新にチャレンジしたんですが、跳ね返されましたね。。特に米市場は何日にも渡りかなりのモタつきよう。FRBも次々と策を発表しますが市場はなかなか反応しません。いったいなんの様子を伺っているんでしょうね。
日本も今日は引きずられるように下落してます。中国市場では香港の一国二制度維持への警戒感から大きく下落しています。世界の市場もだんだんコロナ後の状況を織り込んでいっているところなのかもしれませんね。
どんな世界になっていくかはわかりませんが、まずは市場が反応を示しますから、その動きを逃さないようにしたいですね。
それでは、本日の分析スタートです!!
目次
各市場チャート分析
CAN-SLIM投資において「M」の要素は市場の流れですが、他の6つの要素が揃っていたとしても市場の流れが悪ければ結果は伴わないとオニールは述べており、ある意味最も重要な要素となります。ここではNYダウも含めて主だった市場の流れについてオニールの分析手法を用いて日々分析して市場の流れを把握していきます。
市場の具体的な分析方法については以下の記事を参照してください。
NYダウ/NYSE総合株価指数チャート分析
昨晩のダウは朝方上昇しましたが、すぐに下落に転換。マイナス圏に落ちてからは横這いの動きが続いて引けてます。出来高は減少。天井圏での弱い動きが続きますね。
一方でNYSE総合株価指数はどうだったか。
こちらも似たような動きでしたね。天井圏で横這いです。市場も今後の行方をジッと伺っているかのようですね。直近のディストリビューションがまだ効いている状況ですから下落に傾くと危ういと思うんだけども。。どうでしょう。
日経平均/TOPIXチャート分析
今日は天井圏からの下落で久々にディストリビューションが出ました。朝方は一時上昇したもののそこからはズルズルと下落。後場急落した後は横這いの動きで引けています。出来高は増加。
対してTOPIXの動きは以下の通りです。
ほぼ流れは一緒です。出来高は増加。同じくディストリビューションのサインが出ています。来週の展開にやや不安を感じさせますね。
12時時点の騰落数は、上げ672:下げ1,403:不変88
出来高上位銘柄に株価の下落が目立っています。ソフトバンクが二つ来ましたね。ソフトバンクGがソフトバンクの持ち株を放出するというIRが出ました。ちょっとややこしいですね。(^-^;
放出したほうは上昇、されたほうは下落してます。まぁ、順当な反応ですね。
上昇銘柄は決算思惑が多いですね。エイチ・アイ・エスは悪材料出尽くしですか??ここで上げる理由がようわからんです。(^-^;
全般的に下げの勢い優勢の一日でした。
JASDAQ平均チャート分析
今日も狭いレンジでの動きでしたが、プラス圏でずっと推移していました。ジリジリと天井を更新しています。出来高は減少。
12時時点の騰落数は上げ308:下げ256:不変54
出来高上位にCAICAが来ました。まだまだ低位株が顔出してきますね。市場占拠率が上位5銘柄で10%程下がりましたので全体出来高も下がったようです。
Mipoxは新聞ネタのようですね。ここでも低位株のNutsが顔出しています。まだまだ仕手筋の勢いは衰えませんね。
やや上昇のカーブが緩やかになってきてますね。仕手筋の動きには十分注意しながら市場の動きを見ていこうと思います。
マザーズ指数チャート分析
今日は市場の上昇がストップしました。ストーリングの動きですね。前場はプラス圏で推移してましたが後場にかけて急落。その後戻すもややマイナスで引けています。出来高は上昇。また激しく出来高が上がってますね。
18時時点の騰落数は上げ175:下げ131:不変12
こちらも低位株祭りになってますね。。上位3銘柄で70%弱も出来高集めてますよ。。みんな他の銘柄は取引しないんですかね??
一応、低位株以外も出来高増加しているようではありますが。。そうなるとストーリングもやや現実味が出てくるのでイヤな動きではあります。
まだサインは頻発している訳ではありませんが市場の動きには注意したほうがいいですね。
このブログで取り組んでいる市場分析について、詳しく勉強したい方は以下の本を参考にしてみてください。根気よく取り組んでいけば、市場の流れを見極める力が絶対上がると思います。
それ以外にも買いのタイミング、売りのタイミングなど株式投資に必須の知識が網羅されています。この本を完璧にマスターすれば、あなたも投資で必ず成功できると思います。
さらにCAN-SLIM投資を極めたい方はこちらの本でみっちり勉強してみてください。投資で成功するためのエッセンスが詰まっている良書です。
市場動向【価格/出来高】
全般的に値動きは小さかったようです。水面下では新興市場で低位株祭りが続いています。
マザーズの出来高には低位株祭りの影響が出てますね。
5月分 CAN-SLIM投資銘柄実績
買いポジション
チエル【3933】株価前日比+6.32%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
決算前にずいぶん上げましたねぇ。朝方マイナススタートもジリジリ上げて後場にはかなり激しく上下しました。出来高は大幅増加。決算は予想通りの好決算ではありましたが、四半期利益の伸びは鈍化しています。。微妙な感じですね。。
チャート的にはブレイクした形で終了。来週の始値がどこからスタートするか。引き続き様子を見ていきます。
チームスピリット【4397】株価前日比-3.49%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
前場は前日終値を挟んだ動きだったんですが、後場にズルズルと下落。ピボットラインを切って終わってしまった。。出来高は減少。まだブレイクには早かったんですかねぇ。。出来高もそれほど上がりませんでした。そうやすやすとはいかないか。。
来週以降、再びブレイクの動きがでてくるか様子を見ていこうと思います。
売りポジション
ソフトバンクグループ【9984】株価前日比+2.83%
直近90日の日足チャートと出来高は以下の通りです。
昨日ソフトバンクGがソフトバンクの株を売却するという報道があり、現金化を進めるソフトバンクGは上昇となりました。朝方から急上昇しましたが、その後は横這い気味で引けています。出来高は増加。
今日は上昇しましたが今後も上昇を続けていくほどの材料には思えませんね。今はどっちつかずの流れが続いています。しばらくはこの状況が続くのかなぁ。
引き続き様子は見るものの、資産効率上は一度引き揚げて他に回したほうがいいかなと思い始めています。入った位置もあまりよくなかったですし。損切りにはなりますが致し方ないですね。
ソニー【6758】株価前日比-0.32%
直近90日の日足チャートと出来高は以下の通りです。
朝方プラスで始まりましたがズルズルと下落。後場はマイナス圏に落ちましたが横這いで引けています。出来高は減少。最近は前場上昇で後場下落のパターンが続いていますね。結果的に上ヒゲの長いローソク足になってます。
オニールの言う弱い動きの典型だと思うんですよね。市場も天井感ある中で果たして下落の流れになっていくのか、引き続き見ていこうと思います。
CAN-SLIM銘柄の買いのタイミング・売りのタイミングをどのように判断しているかについては以下の記事を参考にしてください。
AS Wind流投資手法 株を買うタイミング その1・基本のチャート形状「取っ手付きカップ」
空売りの手法については、「オニールの空売り練習帖」をベースに進めていこうと思いますが、また徐々にブログ記事で紹介していきたいと思います。
ピックアップ銘柄
今後、CAN-SLIM銘柄として投資対象になる可能性のある銘柄のチャートを追っていきます。
オプティム【3694】株価前日比-1.60%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
うーん、出来高はだいぶ減少していますがマイナスで引けちゃいましたか。上ヒゲの長い展開でクライマックストップも疑われますね。もし持っていたら来週の始値が今日の終値よりも低く始まったら売却を考えるところです。その辺を気にしながら引き続き見ていきます。
売却後・買戻し後の動き
実際の判断(損切り・利益確定)が的確に実行されたかについてその後の動きを一か月を目途に追いかけて検証したいと思います。
Amazia【4424】株価前日比-4.32%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
うわー。。調整の雲の底を割りましたね。。朝方から低いスタートで横這いながらやや下げ気味で引けています。出来高は減少。このまま来週もズルズルと下げてしまうと調整に入るにしても長くなりそうですね。。引き続き様子を見ていきます。
アンビスホールディングス【7071】株価前日比-1.18%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
朝方は上昇しましたがその後はズルズルと下げてマイナス圏で引けています。出来高は減少。決算後の動きがまだ読めませんね。とりあえず調整の雲は継続のようです。引き続き様子を見ていきます。
神戸物産【3038】株価前日比-1.34%
直近90日の日足チャートと出来高は以下の通りです。
今日は朝方小高く始まったもののすぐ急落。マイナス圏に落ちてあとは値幅の狭い中でズルズルと下がって安値で引けています。出来高は減少。引き続き様子を見ていきます。
明日の一手
今日のNY市場、東証一部は下落になりました。東証一部にはディストリビューションのサインが久々にでていますね。いずれの市場も天井近辺でフラフラとした動きが続いています。
大型株も同様の動きが続いてて、いまいち方向感が見えてきません。
新興市場は相変わらずの仕手株相場ですが、上昇銘柄を見ていると決算には比較的ポジティブな反応が多いような気がします。今日は決算跨ぎが一銘柄ありましたが、それが来週どういう展開みせるか。
現在の戦略としては東証一部は売り、新興市場は買いにしています。東証一部の下落の流れがはっきり見えてこないようだと資金を一部新興市場に向けてもいいのかなぁと思い始めてます。今保有している新興市場銘柄の来週の動きを見て判断しようと思います。
引き続き市場の動きと個別銘柄の動きを見逃さないように観察していきます。
CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-
6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-
7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-