2020年05月投資日記

日米双方天井越えに挑むが果たして? CAN-SLIM投資日記【2020/5/21】

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皆さんこんにちは!「あずさん」ことAS Windです。

最近の市場の動きを見ていると結構上昇時にポンッと上がるのでオッ!?となるのですが長続きしませんね。端的にみてるとなんか上昇の流れのような気もするのですが。。。そんな天井更新にチャレンジする動きが続いているのがこのところのNY市場と東証一部なのかなと思ってます。

巷のニュースを見ていると悲観論と楽観論がまだ入り混じってますね。でも今日のニュースなんかだとやや楽観に傾いた感じで「出遅れ株に注目!」なんていう見出しが躍っていました。

これ、オニール流に考えると下落のフラグなんですよねぇ。

ツイッターを見ていてもショートポジションを手仕舞いする動きも見えてきており、ポツポツとフラグが立ってきているように感じてます。やっぱり下目線は変えられないなぁ(^-^;

それでは、本日の分析スタートです!!

各市場チャート分析

CAN-SLIM投資において「M」の要素は市場の流れですが、他の6つの要素が揃っていたとしても市場の流れが悪ければ結果は伴わないとオニールは述べており、ある意味最も重要な要素となります。ここではNYダウも含めて主だった市場の流れについてオニールの分析手法を用いて日々分析して市場の流れを把握していきます。

市場の具体的な分析方法については以下の記事を参照してください。

NYダウ/NYSE総合株価指数チャート分析

昨晩のダウは値動き小さかったですね。朝方から高く始まってほぼ横這いの動きでプラスで引けています。出来高はさらに減少しています。リバウンド後の天井は越えず。天井圏へは上がってくるけどそこからが弱い。。この辺がリバウンドの限界なのか。

一方でNYSE総合株価指数はどうだったか。

こちらも似たような動きでしたね。最近の出来高の動きは特徴的ですね。グッと出来高上げて天井更新にトライするんですが、その後は出来高を急落させて勢いを失う。。この動きが3回続きましたが、今後も繰り返すのか。それとも次のステージへと進むのか。

やっぱり厳しい感じするんですけどね。。米国市場は正念場です。

日経平均/TOPIXチャート分析

今日は米国市場の上昇にもかからず寄り天の展開でしたね。朝方小高く始まったもののズルズル下落。後場ちょっと盛り返しましたが再び下落して引けました。出来高は減少。日本市場も天井圏に来ると出来高の勢いが落ちるんですよね。株価の動きに違いはあれど出来高の傾向は一緒です。

対してTOPIXの動きは以下の通りです。

ほぼ流れは一緒です。出来高は減少。天井更新後の動きが弱い。。

12時時点の騰落数は、上げ825:下げ1,234:不変107

レナウンはマネーゲーム突入ですね。それ以外の出来高上位銘柄は出来高を落としています。市場全体に勢いがなかったようですね。

マネーゲームが市場を支配するようではあまり先行き良くありません。上昇銘柄は決算絡みの自社株買いや好決算などが占めています。

天井越えするにはまだまだエネルギー不足のようですね。

まだ下げの圧力が強いという訳ではありませんが、モタモタしているうちに風向きが変わってくる可能性もあります。

ディストリビューションやストーリングの動きには引き続き要注意だと思います。

JASDAQ平均チャート分析

今日は値幅の小さい展開でした。朝方は小高いところからスタートして前場に急落する場面もありましたがそこからジリジリと上昇して高値圏で引けています。出来高は増加。ジリジリと天井を更新してますね。まぁた出来高急上昇ですが、今日はなにが盛り上がったんでしょう?(^-^;

12時時点の騰落数は上げ325:下げ240:不変60

なんか馴染みのメンツが出来高上位に帰ってきてますね。。市場占拠も上位5銘柄で60%弱を占めています。前日比も上がっている銘柄が多いのでこの辺が影響したようですね。しかしまだ低位株が猛威を振るいますか。。

上昇率一位のワイエスフードは何が理由なんですか??いまいちよくわかりませんでした。。(^-^;

相変わらず荒ぶる出来高とは対照的に株価は静かな波を描いています。2度のディストリビューションがありましたが、期間的に効果は切れていると思います。次のディストリビューションからの流れがどうなるかですね。

マザーズ指数チャート分析

マザーズは相変わらず強い動き。朝方小高く始まってそのままジリジリ上昇。前場に急落しましたが、その後はジリジリ上昇して高値圏で引けています。出来高は急上昇。今日はなにが原因か?

18時時点の騰落数は上げ150:下げ163:不変7

こちらも出来高上位に懐かしいメンツが揃っていますね。市場占拠率も50%を越えており、前日比出来高もメディネットなんかえげつない増え方してます。この辺の影響のようです。

なんか、仕手系銘柄で出来高や指数が上昇してても嬉しくないですね。(^-^;

仕手筋が手を引くときには相当の影響がでそうですから、JASDAQも含めてこれらの値動きには注意したほうがいいですね。

このブログで取り組んでいる市場分析について、詳しく勉強したい方は以下の本を参考にしてみてください。根気よく取り組んでいけば、市場の流れを見極める力が絶対上がると思います。

それ以外にも買いのタイミング、売りのタイミングなど株式投資に必須の知識が網羅されています。この本を完璧にマスターすれば、あなたも投資で必ず成功できると思います。

さらにCAN-SLIM投資を極めたい方はこちらの本でみっちり勉強してみてください。投資で成功するためのエッセンスが詰まっている良書です。

市場動向【価格/出来高】

東証一部以外は上昇。新興市場には決算思惑の買いがまだ入っているようです。

新興市場の出来高は落ち着くかと思いきや、再び仕手株銘柄が上昇してきました。その辺の影響がでているようです。

5月分 CAN-SLIM投資銘柄実績

買いポジション

チエル【3933】株価前日比+1.65%

直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。

朝方は一時マイナス圏に落ちましたがその後はジリジリと上昇してプラスで引けています。出来高は減少。明日が決算です。どうなることやら。。ここからブレイクして上昇するのか、はたまた天井付けて下落するのか。。運命の分かれ道です。

チームスピリット【4397】株価前日比+0.89%

直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。

前日終値を挟んで上下の動きとなり最後はズルズルと下げたもののプラス圏で引けています。出来高は減少。ピボットラインは越えていますね。明日ブレイク水準で終わるかどうかが大事です。引き続き様子を見ます。

売りポジション

ソフトバンクグループ【9984】株価前日比-1.30%

直近90日の日足チャートと出来高は以下の通りです。

今日は寄り天の展開。朝方は小高く始まりましたがズルズルと下落。後場はマイナス圏で上下して引けています。出来高は減少。引き続き弱い動きになりましたね。今は調整していますが底を割ると下落が加速する可能性が高いかなぁと思ってます。

しかし、売りのタイミングは最悪でしたね。未だに含み損の状態ってのは。。含み損の状態は精神衛生上も良くないし、焦って判断してしまうので極力避けたいのですが。。

ソニー【6758】株価前日比+0.71%

直近90日の日足チャートと出来高は以下の通りです。

今日はリバウンドしました。朝方小高く始まって上昇しましたが、その後はズルズルと下落。引けはやや上げてプラス圏で引けています。出来高は減少。リバウンドはしたものの弱い動きだったかな。。という感じですね。

こちらもソフトバンクG同様、横這いの動きが続いていますが底を割ると下落が加速するんだろうなぁという見方です。中長期的には下落トレンドに入ったと思っているので、その公算が高いと睨んではいますが。。。どうなるでしょう。

引き続き様子を見ていきます。

CAN-SLIM銘柄の買いのタイミング・売りのタイミングをどのように判断しているかについては以下の記事を参考にしてください。

AS Wind流投資手法 株を買うタイミング その1・基本のチャート形状「取っ手付きカップ」

AS Wind流投資手法 売りの戦略と株を売るタイミング

空売りの手法については、「オニールの空売り練習帖」をベースに進めていこうと思いますが、また徐々にブログ記事で紹介していきたいと思います。

ピックアップ銘柄

今後、CAN-SLIM銘柄として投資対象になる可能性のある銘柄のチャートを追っていきます。

オプティム【3694】株価前日比-1.98%

直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。

本日は下落。先週までの出来高からするとエラい盛り上がってますよね。。今日は朝方プラス圏の時間もありましたが、マイナス圏で横這いの動きがメインでした。出来高は減少。上ヒゲがこれ以上伸びるとクライマックストップと取れる動きにもなってしまうので、明日は粘ってほしいところですね。その後、2週間程出来高の低い中で調整するようだったらインも検討したいなぁという雰囲気です。

引き続き様子を見ていきます。

売却後・買戻し後の動き

実際の判断(損切り・利益確定)が的確に実行されたかについてその後の動きを一か月を目途に追いかけて検証したいと思います。

Amazia【4424】株価前日比-0.12%

直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。

朝方はプラス圏でしたがズルズルと下落。後場は前日終値を挟んで動いていましたがマイナス圏で引けています。出来高は減少。底値圏での動きが続きます。粘りの動きを期待したいところ。引き続き様子を見ていきます。

アンビスホールディングス【7071】株価前日比+2.57%

直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。

今日はプラス圏で推移していました。朝方から高く始まりそれほど上下せずに引けています。出来高は減少。今週は出来高増やして上昇してますね。ここから10週移動平均のブレイクにつながっていくのか。引き続き様子を見ていきます。

神戸物産【3038】株価前日比+1.76%

直近90日の日足チャートと出来高は以下の通りです。

今日は朝方高く始まってすぐ急落したんですがプラス圏で調整の動きで引けています。出来高は上昇してましたので売り買い交錯していたようですね。ローソク足も十字線になってます。引き続き今後の推移を見ていきます。

明日の一手

NY市場、東証一部とも天井圏での動きが続いていますが、どちらも突破して上昇するにはエネルギー不足ですねぇ。グズグズしている間に次の下落の波がやってくるかもしれないですね。売りポジの2銘柄は怪しい流れです。6月~8月の市場の動きには注意したいと思います。

難しいのが新興市場です。相変わらずの仕手株相場となっており、本当に動きがいいのかがよくわからない。。インした銘柄についてはいい動きしてるから、まぁ市場もいいのかなぁと判断したのですが。。

仕手の動きで市場にガツンとインパクトがでたら、影響受けそうな気はするので、そうなったら速攻で逃げようと思ってます。(^-^;

今はそんな考え方でポジションキープです。

引き続き市場の動きと個別銘柄の動きを見逃さないように観察していきます。

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CAN-SLIM投資とは?

CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。

1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-

2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-

3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-

4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-

5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-

6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-

7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-

お薦めの本 -このブログの元となる考え方が書かれた株式投資の必勝法です-
お薦めの本 -初めてオニールと出会ったのがこの本。投資方法に悩んでいる人は必読の書。自分にピッタリの投資家に出会えますよ-

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