皆さんこんにちは!「あずさん」ことAS Windです。
いよいよ緊急事態宣言が39県で解除となりました。私がいる首都圏も21日には解除の可能性がでてきています。いよいよ止まっていた経済が動き出して第2幕の開始です。
ここからの展開は正直誰も予想できていないと思います。当然、一部を除いて各社決算はボロボロな訳ですが市場はどこまで織り込んで動いてくるのか。今まで以上に市場の動きに目を光らせていないとちょっとしたきっかけを逃してしまうかもしれません。
さて、今日は昨晩のNYダウの動きからもリバウンドの流れが予想されましたが、まさかの下落でスタート。その後は日銀の買い入れもあったようでプラスに戻しました。
一体、今日のリバウンドは勢いがあったのかなかったのか。。。
それでは、本日の分析スタートです!!
目次
各市場チャート分析
CAN-SLIM投資において「M」の要素は市場の流れですが、他の6つの要素が揃っていたとしても市場の流れが悪ければ結果は伴わないとオニールは述べており、ある意味最も重要な要素となります。ここではNYダウも含めて主だった市場の流れについてオニールの分析手法を用いて日々分析して市場の流れを把握していきます。
市場の具体的な分析方法については以下の記事を参照してください。
NYダウチャート分析
昨晩のNYダウは上昇。朝方低いところで始まりやや下落するもそこからジリジリと上昇。高値圏で引けています。出来高は増加。
ディストリビューションが連発していた中でのリバウンドです。出来高は増加でしたが前日とほぼ同じ。全戻しには至りませんでした。依然厳しい状況の中で今晩の市場がどう動くのか。
来週以降の方向性を占う大事な一日になりそうです。
日経平均チャート分析
本日は上昇。朝方は高く始まりましたがズルズルと下落。一時マイナス圏まで落ちましたが、後場に入ってから急上昇。最後は横這いで引けています。出来高は減少。
執筆時点で発表はありませんが、今日の午後は日銀の買い入れが入ったような動きです。リバウンドとしてはやや弱い動き。
本日から日経平均の出来高のソースを変えました。日経平均の出来高を発表しているところってないんですよね。。今までは東証一部の出来高を当ててたんですが、それではやはり正確な分析に結びつかず、今の相場状況を正確に把握したいと思って、完全なデータではないんですが何とか見つけました。私にとってはもっとも大事な日経平均の出来高が入手できないことはかなり問題なんですが。。
結果的に昨日のディストリビューションは発生していないことになります。
今日のリバウンドも出来高を下げての上昇で力強い動きとまではいえません。昨日書いた通り世界の市場を見渡すとリバウンド後の天井を更新できるほどの勢いがなく、日本市場単独での上昇を見せていく必要があります。
今晩のNYダウの展開にもよりますが、来週以降も厳しい状況は続くように思います。
TOPIXチャート分析
本日は上昇。日経平均とほぼ同じ動き。後場の上昇はTOPIXのほうがやや強かったか。出来高は減少。
リバウンドとなりましたが、出来高が減少しており弱い動き。
12時時点の騰落数は、上げ712:下げ1,379:不変77
出来高上位に日産自動車が入ってきています。生産能力2割削減で採算性が向上するとの判断で好感されたようです。
上昇銘柄は決算絡みか材料での上昇です。最近の低位株ブームでここでも96円のアークが入ってきていますね。
JASDAQ平均チャート分析
本日は上昇。朝方は高く始まりましたがズルズルと下落。後場に入って戻しています。最後は横這いの動きで引けています。ほぼ前日と変わらずです。出来高は減少。
18時時点の騰落数は上げ239:下げ334:不変47
出来高上位の株価が相変わらず低位なものばかり。今日は200円以上がありませんでした。ですが市場占拠率がだいぶ下がりました。
上昇銘柄を見ると1位のKeyHolder以外は出来高が大きく減少。マネーゲームも沈静化の動きが見えます。出来高上位銘柄を見ると株価が下落している銘柄が多くを占めています。
そろそろ仕手勢が一斉に引き上げる時期が近付いているのかもしれません。今後の動きには十分注意したほうがいいと思います。
マザーズ指数チャート分析
本日は上昇。朝方は高く始まりましたがズルズルと下落。後場に入ってジリジリと上昇。そのまま上昇を続けて高値圏で引けています。出来高は増加。
12時時点の騰落数は上げ95:下げ217:不変7
出来高上位はいつもの銘柄に低位株が紛れ込んでいる状況。出来高増に株価も上昇です。マザーズはJASDAQに比べると市場全体に勢いがあったようです。
決算を好感した動きが多いところが指数の上昇に結びついています。
このブログで取り組んでいる市場分析について、詳しく勉強したい方は以下の本を参考にしてみてください。根気よく取り組んでいけば、市場の流れを見極める力が絶対上がると思います。
それ以外にも買いのタイミング、売りのタイミングなど株式投資に必須の知識が網羅されています。この本を完璧にマスターすれば、あなたも投資で必ず成功できると思います。
さらにCAN-SLIM投資を極めたい方はこちらの本でみっちり勉強してみてください。投資で成功するためのエッセンスが詰まっている良書です。
市場動向【価格/出来高】
全市場上昇。東証一部は弱いリバウンドの動き。新興市場は市場分析で見た通りJASDAQとマザーズでだいぶ勢いの差がでていました。その辺が上昇率の差に出たようです。
東証一部はリバウンドですが出来高減少。来週に向けて不安な動きです。JASDAQは低位株の活発な売買に翳りが。そろそろ祭りも終了かもしれません。マザーズは勢いを保ちました。
5月分 CAN-SLIM投資銘柄実績
買いポジション
本日はノーポジです。。。
売りポジション
ソフトバンクグループ【9984】株価前日比+0.97%
直近90日の日足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は上昇。朝方高く始まりズルズルと下落。一時マイナス圏まで落ちましたが、後場からジリジリと上昇。最後は横這いで引けています。出来高は減少。
来週の月曜日には決算を迎えます。悪化は織り込んでいると思いますが、どう反応するのか。引き続き様子を見ていきます。
ソニー【6758】株価前日比+1.05%
直近90日の日足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は上昇。朝方高く始まりその後はズルズルと下落。後場はやや戻しましたがすぐに横這いの動き。最後はやや下げて引けています。出来高は減少。
リバウンドですが市場よりも弱い動きだったようです。7,000円が節目になってくると思いますので、そこのラインを意識して見ていこうと思います。
神戸物産【3038】株価前日比-1.29%
直近90日の日足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。朝方はプラス圏で始まりましたがそこからはズルズルと下落。後場はジリジリと上昇しましたがマイナス圏で引けています。出来高は増加。
5,000円が調整の底と考えていましたが出来高を増加して本日割ってきています。市場に対しても弱い動き。来週以降も引き続き厳しい状況になりそうです。引き続き様子を見ていきます。
CAN-SLIM銘柄の買いのタイミング・売りのタイミングをどのように判断しているかについては以下の記事を参考にしてください。
AS Wind流投資手法 株を買うタイミング その1・基本のチャート形状「取っ手付きカップ」
空売りの手法については、「オニールの空売り練習帖」をベースに進めていこうと思いますが、また徐々にブログ記事で紹介していきたいと思います。
ピックアップ銘柄
今後、CAN-SLIM銘柄として投資対象になる可能性のある銘柄のチャートを追っていきます。
オプティム【3694】株価前日比+2.94%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は上昇。本日が本決算の発表でしたね。決算期待の買いが入っていたようです。非常に良い決算でしたが月曜日にどのような反応がでるか。一気にブレイクするようだと上昇が継続するかもしれません。逆に売られるようだと雪崩を打つように崩れる可能性もあります。分水嶺にきたようです。引き続き様子を見ていきます。
売却後の動き
実際の判断(損切り・利益確定)が的確に実行されたかについてその後の動きを一か月を目途に追いかけて検証したいと思います。
チームスピリット【4397】株価前日比-0.64%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。前場は前日終値を挟んで上下してましたがズルズルと下落。後場はやや戻しましたが横這いで引けました。出来高は減少。完全に調整モードに入ってますね。ここから出来高を上げた時にどちらに動くのか。引き続き様子を見ていきます。
Amazia【4424】株価前日比+5.53%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は上昇。前場は上下しましたが、後場に入ってジリジリ上昇。高値圏で引けました。出来高は減少。リバウンドしましたがやや弱い。来週以降下落となると底を割って厳しい状況になります。引き続き様子を見ていきます。
チエル【3933】株価前日比-1.56%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。朝方プラス圏で始まりましたがズルズルと下落。後場急上昇しましたがすぐに止まって横這いの動きで引けました。出来高は増加。イヤな流れで終わっています。来週末が決算です。引き続き様子を見ていきます。
アンビスホールディングス【7071】株価前日比-9.10%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。朝方プラス圏でスタートしましたがすぐに急落。そこからズルズルと下落して安値圏で引けています。出来高は増加。昨日が決算発表でしたが裏目に出てしまいました。一気に調整の底まで下落。来週底を割るようだと厳しい状況です。引き続き様子を見ていきます。
明日の一手
東証一部の今日はここのところの下落からリバウンドの動き。NYダウもリバウンドしたこともあって上昇スタートかと思いましたが前場は下落の流れ。後場日銀の買い入れもあったでしょうがプラス圏に戻しています。
今日のリバウンドだけでは市場の方向性に影響を与えるような流れとはいえないと思います。依然下目線での取り組みを続けます。
新興市場はJASDAQに荒れ相場終了の予兆が見え始めています。落ち着いたところで投機マネーが次どこに向かうのか。JASDAQ市場の行く末が気になります。
マザーズも引きずられるかと思ったんですが昨日までとは一転、決算を絡めて活気のある一日となりました。決算時の流れは次の決算までの流れに大きく影響を与えます。今日の流れが来週以降も継続するようだとマザーズ市場の勢いは続くかもしれませんね。
引き続き市場の動きと個別銘柄の動きを見逃さないように観察していきます。
CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-
6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-
7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-