皆さんこんにちは。「あずさん」ことAS Windです。
先週末に出社したら、それはそれで色々と他の仕事がでてきてしまい、止む無く本日も出社。。このまま流れで続かないようにしたいです。(^-^;
最近思ったのは通勤に奪われる体力・気力って結構バカにできないなということです。やはり出社した日の夜はぐったり、次の日も朝ツライ。。日本の通勤事情は過酷ですからね。自分は時差通勤してるのでまだいいですが、歳と共にキツさもましてます。。。今のところ明日以降は在宅勤務なので、仕事に相場に精力的に取り組めます。(^-^;
さて、ここのところの連騰でコロナ禍による影響は大方織り込まれており、上昇気流に乗ったという見方が主流になりつつありますね。確かに今日の相場を見ていても勢いを感じる雰囲気があったと思います。
そんな中でショートポジションを持っている自分は四面楚歌状態。。(^-^;
完全に置いてかれた感が満載ですが、先週末のブログで書いた通り現在の市場上昇の3つの懸念点が解消する動きが見えてこないと買いのポジションはまだ建てられないなぁと。。今日もそこを中心に市場分析をしていこうと思います。
それでは、本日の分析スタートです!!
目次
各市場チャート分析
CAN-SLIM投資において「M」の要素は市場の流れですが、他の6つの要素が揃っていたとしても市場の流れが悪ければ結果は伴わないとオニールは述べており、ある意味最も重要な要素となります。ここではNYダウも含めて主だった市場の流れについてオニールの分析手法を用いて日々分析して市場の流れを把握していきます。
市場の具体的な分析方法については以下の記事を参照してください。
NYダウチャート分析
先週末のNYダウは上昇。朝方高いところから始まりジリジリ上昇した後は横這いの時間が続きましたが、午後に入って一旦下落した後はジリジリ上昇して高値圏で引けました。出来高はリバウンドを開始してからの最低値になっています。
上昇で引けましたが、先週末の状況とさほど変わった感じはしません。日本市場よりもNYダウのほうがやや弱い動きが続いているように思います。勢いのない上昇は「だまし上げ」の疑念を払拭できません。
ここからリバウンド後の天井を出来高を伴って越えてくる動きがあると上昇の流れと判断してもいい状況だと思います。
日経平均チャート分析
本日は上昇。朝方から高く始まり前場は上昇。前場後半から後場にかけては横這いの動きが続いていましたが、引けにかけてはやや下落しました。出来高は減少。
リバウンド後の天井を更新です。そのまま引けに上昇したらショートポジションも一部損切りを覚悟していましたが下落して引けました。さて、前回の懸念点2つ目に書いた、これまでの上昇相場を支えてきた銘柄の動向はどうだったでしょう?
エムスリー【2413】は-5.98%、中外製薬【4519】は-2.79%、任天堂【7974】は-1.49%、神戸物産【3038】-1.71%です。
やはり下落の流れが続いています。今日もリバウンド銘柄による上昇の動きが中心でした。企業の業績上昇による成長を加味した継続性のある力強い上昇。という判断にはやはりまだ早いと考えられます。
TOPIXチャート分析
本日は上昇。日経平均とほぼ同じ動きとなりましたが、引け際の動きがTOPIXは強かったようです。リバウンド後の天井を更新してきました。
12時時点の騰落数は、上げ1,626:下げ466:不変75。
主要な上昇銘柄としては+21.22%のワコム【6727】、+16.52%のエイチ・アイ・エス【9603】、+15.27%のクリレスHD【3387】、+14.82%のダブル・スコープ【6619】などです。旅行産業や外食産業はコロナ・ショックで大打撃を受けた業態ですが株価は上昇。底値拾いの流れですね。出来高が上昇している流れだとファンド勢の介入も疑いたくなりますが、それほど出来高は戻ってきていません。勢いを感じる流れではありませんでした。
本日のTOPIXは日経平均に対して強い動き。リバウンド後の天井も越えてきており、3つ目の懸念については改善の動きに見えます。しかし大事なのは天井を越えた後の動きです。ここから上昇を継続して力強い出来高が出てきた時が上昇転換のサインが出たと言える状況だと思います。
JASDAQ平均チャート分析
本日は上昇。朝方は小高く始まりジリジリと上昇後場に入ってから横這いでしたが引けに上昇して高値圏で引けています。出来高は下落。
12時時点の騰落数は上げ495:下げ111:不変33。
本日は-10.23%のテイツー【7610】が市場の12%強を占める出来高、+36.50%のプロルート丸光【8256】が10%の出来高占拠率、+8.33%の「ズタボロ株」オンキョー【6628】が8%を占めています。100円以下の銘柄が出来高ベスト10のうち6銘柄、そのうち30円を切るものが4つです。投資ではなくマネーゲームですね。。コロナで傷ついた資産を手っ取り早く取り返す手合いが増えているのか。。
JASDAQ市場の上昇にはそんな状況が含まれています。
マザーズ指数チャート分析
本日は上昇。朝方は小高く始まってからすぐにマイナス圏に落ちてしまいました。しかしその後はジリジリと上昇。高値圏で引けています。
12時時点の騰落数は上げ230:下げ85:不変6。
今日のアンジェス【4563】は-1.58%で約39%の出来高を占めました。それ以外に10%を越える出来高占拠率の銘柄はありませんでした。+17.86%のメディネット【2370】が続き、+16.23%のAiming【3911】、-0.46%のプレシジョン・システム・サイエンス【7707】までを合わせて約56%の出来高占拠率。
今日は医薬系が盛り上がったようですね。後程ウォッチ銘柄の分析もありますがどれも大人しい動きでした。材料株に需要が向かう流れが続いています。
このブログで取り組んでいる市場分析について、詳しく勉強したい方は以下の本を参考にしてみてください。根気よく取り組んでいけば、市場の流れを見極める力が絶対上がると思います。
それ以外にも買いのタイミング、売りのタイミングなど株式投資に必須の知識が網羅されています。この本を完璧にマスターすれば、あなたも投資で必ず成功できると思います。
さらにCAN-SLIM投資を極めたい方はこちらの本でみっちり勉強してみてください。投資で成功するためのエッセンスが詰まっている良書です。
市場動向【価格/出来高】
市場の連騰が続いていますが、東証一部はリバウンドの流れ。新興市場は材料相場。様子はだいぶ違います。
新興市場はボロ株に対する投機的な動きが続いています。東証一部はひっそりと出来高を下げています。これを受けてリバウンドの流れがどうなるか。
5月分 CAN-SLIM投資銘柄実績
買いポジション
本日はノーポジです。。。
売りポジション
ソフトバンクグループ【9984】株価前日比+0.36%
直近90日の日足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は上昇。朝方高く始まり上下しましたが、引けにかけてはズルズルと下げて引けています。今日はほぼ寄り天の展開。出来高は減少。だいぶ出来高が細ってきています。市場に対しても弱い動き。少し動きが停滞しそうな雰囲気ですね。明日以降の流れがどうなってくるか。
ソニー【6758】株価前日比+1.60%
直近90日の日足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は上昇。朝方小高く始まりジリジリ上昇。その後は横這いの動きとなり最後やや下落して終了。出来高は増加。上ヒゲとはなりましたがこれ以上上昇するようだと損切りラインにかかってきますね。引き続き様子を見ていきます。
神戸物産【3038】株価前日比-1.71%
直近90日の日足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。朝方はプラス圏で始まりましたがズルズルと下落。後場はやや戻して引けています。出来高は増加。売り抜けの動きだと思います。神戸物産は長らく市場の上昇を牽引してきました。
2018年のクリスマス・ショックや最近のコロナ・ショックでも大きく崩れませんでしたが、ここにきて上昇する市場とはやや異なる動きを取りつつあります。この辺の動きが今後の市場とどのような関係性を持って展開するのかは非常に興味のあるところです。引き続き様子を見ていきます。
CAN-SLIM銘柄の買いのタイミング・売りのタイミングをどのように判断しているかについては以下の記事を参考にしてください。
AS Wind流投資手法 株を買うタイミング その1・基本のチャート形状「取っ手付きカップ」
空売りの手法については、「オニールの空売り練習帖」をベースに進めていこうと思いますが、また徐々にブログ記事で紹介していきたいと思います。
ピックアップ銘柄
今後、CAN-SLIM銘柄として投資対象になる可能性のある銘柄のチャートを追っていきます。
オプティム【3694】株価前日比-2.00%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。朝方はプラスで始まりましたがすぐに下落。マイナス圏で横這いの動きで引けています。出来高は下落。ここからベース形成の動きか。引き続き様子を見ていきます。
売却後の動き
実際の判断(損切り・利益確定)が的確に実行されたかについてその後の動きを一か月を目途に追いかけて検証したいと思います。
チームスピリット【4397】株価前日比-3.51%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。朝方はプラスで始まりましたが、その後はズルズルと下落。後場はやや戻してから横這いで引けています。出来高は増加。引き続き調整が続くのか様子を見ていきます。
Amazia【4424】株価前日比-2.63%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。他の銘柄と同じような動きですね。朝方はプラスで始まりましたが、その後はズルズルと下落。後場はやや戻してから横這いで引けています。出来高はほぼ変わらず。調整の動きですね。引き続き様子を見ていきます。
チエル【3933】株価前日比-3.17%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。朝方はプラスで始まりましたが、その後はズルズルと下落。後場は横這いで引けています。出来高は減少。調整の動きです。引き続き様子を見ていきます。
アンビスホールディングス【7071】株価前日比+2.74%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は上昇。朝方小高く始まりやや上昇して引けました。出来高がだいぶ下がってますね。調整の動きが続きますが10週移動平均を越えてきそうです。引き続き様子を見ていきます。
明日の一手
東証一部がリバウンド後の天井を越えてくる展開を見せていますが、いまだNYダウと東証一部の主導銘柄の動きに疑わしい部分があります。また、私の買いポジションの主力は新興銘柄ですが、材料相場で荒れており、ウォッチしている銘柄は鳴りを潜めている状況が続いています。
現在のポジションを保持する基本的なスタンスに変わりはないですが、空売りのポジションが損切りラインに到達したら一度はキャッシュポジションに戻して様子をみようと思っています。仮に市場が上昇であるという判断に舵を切ったとしても、現在ウォッチしている銘柄がピボットラインをブレイクするまでは様子を見ようと思います。
引き続き市場の動きと個別銘柄の動きを見逃さないように観察していきます。
CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-
6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-
7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-