2020年04月投資日記

大口は様子見、個人は売りの展開か CAN-SLIM投資日記【2020/4/3】

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各市場チャート分析

CAN-SLIM投資において「M」の要素は市場の流れですが、他の6つの要素が揃っていたとしても市場の流れが悪ければ結果は伴わないとオニールは述べており、ある意味最も重要な要素となります。ここではNYダウも含めて主だった市場の流れについてオニールの分析手法を用いて日々分析して市場の流れを把握していきます。

NYダウチャート分析

昨晩のNYダウは上昇。失業保険の申請数が信じられない数字になっていましたが、市場は上昇しています。ですが出来高が上昇する感じではありませんでした。2月以降下落の局面で出来高を上げてきましたが、最近のリバウンド局面では出来高が減少しています。売り圧力は下がったものの、ここから買いに入るのはやはり勇気がいるようですね。

投資家も様子見の情勢のようです。来週以降に上下どちらかの動きが入ってくるでしょうか。

日経平均チャート分析

本日はかろうじて上昇。NYもそうですが日本市場もここのところ出来高をどんどん下げてきています。ついに平均を割りそうなところまで来ました。NYと同様に下げの圧力も下がっていますが、買いの勢いに結びついていません。大口の投資家は様子見の状態のようです。

ここから大口がどちらの方向に圧力をかけてくるのかで方向性が見えてきそうです。それまではフラフラ動く感じでしょうか。

TOPIX平均チャート分析

本日は下落。日経平均は上昇ですがTOPIXは下落、まぁ微々たる違いだと思います。日銀が買い入れしている割には株価も出来高も下落を続けているところは気になりますね。

JASDAQ平均チャート分析

本日は下落。出来高は下げてますが、ジリジリと株価も下がってます。市場参加者が徐々に減ってきていますね。。当面はこの流れが続きそうです。

マザーズ指数チャート分析

本日は下落。再びディストリビューションがでました。比較的大きな下落です。マザーズは個人投資家が中心で時価総額も流動性も低いので市場平均の動きはなだらかかもしれませんが個別銘柄はちょっとした需給の流れで乱高下が続きそうな展開ですね。あまり個別銘柄の流れに右往左往しないほうがよさそうです。


 

このブログで取り組んでいる市場分析について、詳しく勉強したい方は以下の本を参考にしてみてください。根気よく取り組んでいけば、市場の流れを見極める力が絶対上がると思います。

それ以外にも買いのタイミング、売りのタイミングなど株式投資に必須の知識が網羅されています。この本を完璧にマスターすれば、あなたも投資で必ず成功できると思います。

さらにCAN-SLIM投資を極めたい方はこちらの本でみっちり勉強してみてください。投資で成功するためのエッセンスが詰まっている良書です。

市場動向【価格/出来高/日経平均倍率】

日経平均だけかろうじてプラス引けです。新興市場は個人の手仕舞いで売られた感じでしょうか。

マザーズは出来高あげて下落。かなり神経質な動きが今後も続きそうです。

N-〇倍率の推移です。最近は週末に大きなニュースが飛び込むこともあり、リスク回避で新興銘柄は売られた感じでしょうか。

4月分 CAN-SLIM投資銘柄実績

Amazia【4424】前日比-4.06%

直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。

本日は下落。週末ということもあり売り抜けする人が多かったようですね。しっかりと10週移動平均はキープして終わりました。

来週始値がどのへんでスタートするか注目です。しっかり10週移動平均をキープして上昇を継続する流れが見えることが大事です。


 

CAN-SLIM銘柄の買いのタイミング・売りのタイミングをどのように判断しているかについては以下の記事を参考にしてください。

AS Wind流投資手法 株を買うタイミング その1・基本のチャート形状「取っ手付きカップ」

AS Wind流投資手法 売りの戦略と株を売るタイミング

空売りの手法については、「オニールの空売り練習帖」をベースに進めていこうと思いますが、また徐々にブログ記事で紹介していきたいと思います。

ピックアップ銘柄

今後、CAN-SLIM銘柄として投資対象になる可能性のある銘柄のチャートを追っていきます。

オプティム【3694】前日比-3.30%

直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。

本日は下落。最近のスクリーニングで見つけた銘柄です。チャートも右肩上がりを継続、四半期利益の伸びも順調です。

オプティムはスマホなどの端末管理のサービスを提供している会社。今般のテレワーク拡大にも乗ってくる銘柄だと思います。

まずは10週移動平均を越えてきて上場来高値を狙う動きが見えてくればと思います。

アンビスホールディングス【7071】前日比-0.71%

直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。

本日は下落。アンビスも最近発見した銘柄です。上場来高値から調整の動きに入っています。

アンビスは医療施設型ホスピスを提供する会社です。事業としてはコロナの影響を受けづらいところも魅力ではあります。今後も長期に伸びていく可能性の高い会社だと思います。

売却後の動き

実際の判断(損切り・利益確定)が的確に実行されたかについてその後の動きを一か月を目途に追いかけて検証したいと思います。

チームスピリット【4397】前日比-9.17%

直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。

本日は下落。もともとボラティリティの高い銘柄で最近は出来高も下がっているため乱高下といった様相です。この辺を底にして上下する分にはあまり日々の動きに囚われないほうがいいでしょうね。しかし、一日で10%近くも動くのは心臓によろしくないですね。。(^-^;

当面は放っておこうと思います。

チエル【3933】前日比-9.66%

直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。

本日は大幅下落。

やや動きが性急だったようです。大きく上ヒゲを伸ばしました。売っておいて正解でした。。よく見れば10週移動平均も下げたところでのブレイクです。しっかり右肩上がりの時にブレイクする形ではないと厳しいですね。。反省です。

引き続き、しっかり上昇の流れを作れるか見ていこうと思います。

明日の一手

NYダウや東証一部は出来高を下げてきており動きが鈍っています。一方で新興市場は流動性の低いなかで個別銘柄は乱高下しやすい地合いのようです。

コロナウイルスの状況は日々予断を許さない展開が続いており、今日に限っては週末を跨ぐのは危険とみた個人が新興銘柄の売りに走ったように見えます。一方で大型株は大口の動きが鈍いせいか値動きは限られていますね。

みんな疑心暗鬼になりながら売買を判断している様子が伺えます。

日々の株価の上下動には驚かされますが、CAN-SLIMの考えに基づいてしっかりとしたファンダメンタル的な成長性とテクニカル的な上昇の流れを分析して市場の流れを見極めながら投資していきたいと思います。


 

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CAN-SLIM投資とは?

CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。

1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-

2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-

3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-

4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-

5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-

6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-

7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-

お薦めの本 -このブログの元となる考え方が書かれた株式投資の必勝法です-
お薦めの本 -初めてオニールと出会ったのがこの本。投資方法に悩んでいる人は必読の書。自分にピッタリの投資家に出会えますよ-

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