目次
各市場チャート分析
CAN-SLIM投資において「M」の要素は市場の流れですが、他の6つの要素が揃っていたとしても市場の流れが悪ければ結果は伴わないとオニールは述べており、ある意味最も重要な要素となります。ここではNYダウも含めて主だった市場の流れについてオニールの分析手法を用いて日々分析して市場の流れを把握していきます。
NYダウチャート分析
日本市場が金曜日お休みだったため、二日経過しているNYダウですが、相変わらずリバウンドしてはそれ以上に下げるを繰り返しています。先週末は再び1,000ドル近い下落でディストリビューションとなりました。出来高を伴っての下落が続いており、まだまだ流れが途切れたとはいえないようです。
まずは下げの局面で出来高を下げてリバウンドで出来高が上昇するような流れが見えてくることです。そこから次の上昇につながるフォロースルーの動きが見えてくることが上昇転換のサインと考えられるでしょう。
日経平均チャート分析
本日は上昇。前日より出来高を下げての上昇です。最近、大規模な日銀の介入が続いていますが、それ以外の買いに勢いがありません。やはり外国人投資家が戻ってきていないことが原因でしょうか。明確に上昇に向かっているという状況ではありません。
一旦は底入れの気配もみえつつあります。しっかりと出来高を伴った上昇が連続すること、もしくは底入れ4日~10日に観測されるフォロースルーの動きが見えてくることが底入れの条件です。
TOPIX平均チャート分析
今日からTOPIXも分析に加えました。本日は上昇。日経平均よりも少し早めに底入れの気配を見せています。
TOPIXを見るとよくわかりますが、日銀の介入がない日にディストリビューションが発生しています。日銀の買い入れはTOPIX銘柄により比重が置かれますので、納得のいく結果ですね。裏を返せば日銀のサポートがなかったらかなりひどい事になっていたということですね(^-^;
最近は売りの圧力も後退して日銀の買い入れ日は上昇する流れになっています。ですが、まだ横這い傾向です。まだまだ上昇トレンドに入ったとは判断できません。明日は一旦の底入れから4日目を迎え、いよいよフォロースルーの動きが見えるかどうかが大事となってきました。
出来高を上げて1.7%以上の上昇を見せるフォロースルーの動きが入るのか見ていきたいと思います。
JASDAQ平均チャート分析
本日は上昇。だいぶ出来高が下がってきていますね。ここで一旦落ち着きを取り戻すのか、フォロースルーの動きで上昇に向かうのか、はたまた再びのディストリビューションで次の下落フェーズに入るのか、運命の分かれ道のようです。
マザーズ指数チャート分析
本日は上昇。出来高が久々に平均値を下回りました。一旦は下落の流れにストップがかかっています。こちらもJASDAQと同様の展開ですね。運命の分かれ道だと思います。
結果としてN-〇倍率は以下のようになりました。全体的に買いの需要はまだ高まっておらず、日銀が買い支えていることがグラフからも読み取れますね。N-T倍率が改善され、新興市場は上昇しています。
このブログで取り組んでいる市場分析について、詳しく勉強したい方は以下の本を参考にしてみてください。根気よく取り組んでいけば、市場の流れを見極める力が絶対上がると思います。
それ以外にも買いのタイミング、売りのタイミングなど株式投資に必須の知識が網羅されています。この本を完璧にマスターすれば、あなたも投資で必ず成功できると思います。
さらにCAN-SLIM投資を極めたい方はこちらの本でみっちり勉強してみてください。投資で成功するためのエッセンスが詰まっている良書です。
市場動向【価格/出来高推移】
全市場上昇しました。今日は大型株に需要があったようです。
出来高は下落。買いのパワーが弱いですね。
3月分 CAN-SLIM投資銘柄実績
現在はノーポジのため、省略します。悪しからず。。
空売りの手法については、「オニールの空売り練習帖」をベースに進めていこうと思いますが、また徐々にブログ記事で紹介していきたいと思います。
CAN-SLIM銘柄の買いのタイミング・売りのタイミングをどのように判断しているかについては以下の記事を参考にしてください。
AS Wind流投資手法 株を買うタイミング その1・基本のチャート形状「取っ手付きカップ」
AS Wind流投資手法 売りの戦略と株を売るタイミング
ピックアップ銘柄
今後、CAN-SLIM銘柄として投資対象になる可能性のある銘柄のチャートを追っていきます。
チームスピリット【4397】前日比-8.24%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。新興銘柄は今日は厳しかったようですね。チムスピも相変わらずボラの大きい値動き。。先週と先々週の底値ラインを割らないことがまずは大事ですね。引き続き様子を見ていきます。
グレイステクノロジー【6541】-2.60%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。こちらも底値を割らないことがまずは大事です。引き続き様子を見ていきます。
売却後の動き
実際の判断(損切り・利益確定)が的確に実行されたかについてその後の動きを一か月を目途に追いかけて検証したいと思います。
伊藤忠商事【8001】前日比+4.04%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は上昇。日経平均がリバウンドした流れに乗って上昇しています。他の日経平均銘柄に比べると伊藤忠商事は底堅い動きを見せています。空売り銘柄としてはあまり適していなかったか。。まだまだ勉強不足ですね。(^-^;
明日の一手
コロナウイルスに関する世界情勢は日に日に厳しくなっているようです。ですが世界の株式市場が大きく崩れる中、日本市場は一人頑張っている感じです。
ちょっと前のことを考えれば、NY市場は史上最高値を更新するような勢いがありましたが、日本市場はやや乗り遅れ感が漂っていました。そういう意味では売り込まれるほど買われていなかった。。という悲しい現実もあるのかもしれません。これを不幸中の幸いと言っていいもんか(^-^;
ですが、実体経済を考えればまだまだ油断できる状況ではないことは確かです。気になるのは市場はどこまで織り込んでいるのか。というところです。
オニールは常に市場が景気に先行すると言っています。これ以上悪いニュースがでても市場の反応が上昇時に出来高を上げてくるようであれば、それは底入れと判断できるのだと思います。
私の現在のポートフォリオは4月限のプットオプションのみです。
SQ日(4/10)も近づいてきたので、本日は5月限のプットを買っています。原資を割るほどの買い入れはしていません。
基本的にフォロースルーの動きが見えるまでは下落トレンドと考えています。フォロースルーの動きが見えてきたところでロングの買いに入りたいと思います。
引き続きトレンドの転換点を逃さないように日々の市場分析をしっかりしていこうと思います。
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CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-
6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-
7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-