目次
各市場チャート分析
CAN-SLIM投資でも「M」の要素として取り上げられている非常に重要な市場の流れについて分析します。
NYダウチャート分析
昨晩のNYダウは再び1,000ドル越えての下落。ホントに毎日毎日疲れますね。。上下を繰り返していますが、結局は下落の勢いが勝っており、右肩下がりのチャートになっています。ここにきて再びディストリビューションの動きです。下落の勢いが収まる気配がまだありません。ギリギリで保たれたバランスが一気に崩れていくような感覚になります。
今晩は再び1,000ドルを越えるリバウンドとなるのでしょうか。右肩下がりの展開に変化が現れるのか。引き続き最新の注意を払って見ていきます。
日経平均チャート分析
本日は出来高を上げて下落しました。ディストリビューションの動きです。後程N-T倍率を見てもらえばわかりますが、TOPIXと日経平均の乖離が鮮明になってきています。外国人投資家の売りや日銀のETF買いがこの辺に影響を与えているようです。最近にはない動きで今後どうなるかがまったく見えてきません。
TOPIXはちなみに若干リバウンドをしていますが、まだまだ売り買い拮抗している感じです。来週以降にフォロースルーの動きが入ると底入れも確認できる環境になってきます。
引き続き反発の動きが出た時に本物かどうか確かめながら市場を分析していきます。
JASDAQ平均チャート分析
本日は下落。フォロースルーの動きはありませんでした。出来高は平均を割っています。これで少し落ち着きを取り戻すでしょうか。
来週もフォロースルーの動きが入るかどうか見ていきます。
マザーズ指数チャート分析
本日は下落。新興市場は出来高が下がってきていますね。一度出来高が下がらないとフォロースルーを観測することが難しくなりますのでいい傾向ではあると思います。来週フォロースルーの動きが入るか見ていきます。
結果としてN-〇倍率は以下のようになりました。マザーズは戻しましたが、引き続きN-T倍率、JASDAQの倍率が下がってきています。いつまでこの傾向が続くのか。転換した時は外国人投資家が戻ってきたとも考えられるため、ひとつの転換点にはなりそうですね。
このブログで取り組んでいる市場分析について、詳しく勉強したい方は以下の本を参考にしてみてください。根気よく取り組んでいけば、市場の流れを見極める力が絶対上がると思います。
それ以外にも買いのタイミング、売りのタイミングなど株式投資に必須の知識が網羅されています。この本を完璧にマスターすれば、あなたも投資で必ず成功できると思います。
さらにCAN-SLIM投資を極めたい方はこちらの本でみっちり勉強してみてください。投資で成功するためのエッセンスが詰まっている良書です。
市場動向【価格推移】
TOPIXが強いですね。日銀パワーか。
市場動向【出来高推移】
新興市場の出来高がだいぶ落ちています。
3月分 CAN-SLIM投資銘柄実績
伊藤忠商事【8001】前日比+0.10%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は上昇。昨日同様、前場は上昇基調でしたが後場に入ってから下落。指数に対して底堅い動きを見せていることもあり一旦空売りは撤退しました。引き続き様子は見ていこうと思います。
空売りの手法については、「オニールの空売り練習帖」をベースに進めていこうと思いますが、また徐々にブログ記事で紹介していきたいと思います。
CAN-SLIM銘柄の買いのタイミング・売りのタイミングをどのように判断しているかについては以下の記事を参考にしてください。
AS Wind流投資手法 株を買うタイミング その1・基本のチャート形状「取っ手付きカップ」
AS Wind流投資手法 売りの戦略と株を売るタイミング
ピックアップ銘柄
今後、CAN-SLIM銘柄として投資対象になる可能性のある銘柄のチャートを追っていきます。
チームスピリット【4397】前日比+5.20%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は上昇。先週の下げを埋めるような戻しですね。元々値動きの荒い銘柄ですが、今週は10%以上戻しました。まだまだ上昇基調に転じたといえるレベルではありませんが、来週も期待できるような動きだったと思います。底堅い動きを見せていくのか。引き続き様子を見ていきます。
グレイステクノロジー【6541】-4.04%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。週後半は残念ながら失速してしまいました。来週以降巻き返しを見せるのか引き続き様子を見ていきます。
売却後の動き
実際の判断(損切り・利益確定)が的確に実行されたかについてその後の動きを一か月を目途に追いかけて検証したいと思います。
日本M&Aセンター【2127】前日比-11.01%
日本M&AセンターはCAN-SLIM推奨銘柄です。
CAN-SLIM推奨銘柄 日本M&Aセンター【2127】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は大幅下落。残念ながら大きく下落して終了してしまいました。決算での大陰線以降は大口の撤退を示唆する動きになったのかなと思います。撤退判断はもう少し早くできたと思いますが、暴落の初期で抜けたことは正解でした。
日本M&Aセンターの検証はここまでにしたいと思います。
明日の一手
今朝の上昇局面では現在の自分のポジションに少し恐怖を感じてしまいました。。
何故かといいますと、いまはオプションも含めて完全にショートポジションでしかも気づいたら売り増していた状態だったんですね。。ここで急騰された日には目も当てられない状況になることに気づかされました。
自分が下落を確証できるだけの状況が揃っていれば集中投資の考え方としてそれはいいことだと思うのですが、今のハイボラティリティの相場でそれは致命的な結果をもたらす可能性があることに気づいたため、空売りは一旦解消することにしました。
ちょっと油断するとチャンスに目がくらみハイリスクなポジションをとってしまうところはしっかりと管理する必要があります。
現在は再びプットオプションのみとなりました。下げに対する備えはできている訳ですから、ここは急落のリバウンドを狙う戦略のほうがよさそうです。仮に買ってから下落してもプットオプションがヘッジになっていますから。
SNSを見ていても、今は底入れ派と下落継続派が半々といった様相です。十人十色で色んな根拠を持って持論を展開しており、なにが正しくてなにが正しくないかは全くわからない状況だと思います。
信じることができるのは目の前の株価と出来高です。
トレンドの転換点を逃さないように日々の市場分析をしっかりしていこうと思います。
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CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-
6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-
7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-