目次
各市場チャート分析
CAN-SLIM投資でも「M」の要素として取り上げられている非常に重要な市場の流れについて分析します。
NYダウチャート分析
昨晩のNYダウは大幅下落。2度目のサーキットブレーカーを発動。2,000ドルを越える下落。。雪崩を打つような下落とはまさにこのことを言うんでしょうね。。出来高はそれほど上がってませんが、サーキットブレーカーの影響もあるのでしょう。昨日よりは上昇してますのでディストリビューションの動きです。
なかなか市場が上向く材料がでてきません。仮にリバウンドしたとしても下落のスピードに対して相当なエネルギーで反発しない限りは底入りとはいえない状況です。1,000ドル程度の反発ではあまり浮かれないほうが賢明です。
底入りの動きがいつ見えてくるのか。引き続き分析を続けます。
日経平均チャート分析
本日も下落。一時前日比-2,000円に迫るかのような時間帯もありましたが、日銀の買い入れもあって反発しました。しかし、18,000円を付けたところから引けにかけては再び急落。今まで200円、300円の値動きで騒いでいたのがかわいく思える値動きになっています。結果的に出来高を伴っての下落でディストリビューションと判断。
東証一部でこの値動きは見たことありません。システムトレードが広く普及した現在の市場では動くときには一方向に大きく動くという典型的な展開になっているように思います。新たな時代の暴落相場といっても過言ではありませんね。
引き続き市場の流れを分析して大きな流れに乗っていければと思います。
JASDAQ平均チャート分析
本日は出来高を上げて下落。再びディストリビューションの動きです。引き続き下げ止まりの動きが見えてくるのか、注意深く市場を見ていきます。
マザーズ指数チャート分析
本日も出来高を上げて下落。ディストリビューションです。再び全ての市場でディストリビューションが観測されました。どこまで続くのでしょう。。そろそろリバウンドの動きもでるでしょうが、余程大きなエネルギーで上昇しない限り中長期での上昇銘柄を見つけるという地合いではないと思います。仮にロングで入るにしても短期的なトレードになってしまいますね。
結果としてN-〇倍率は以下のようになりました。本日の様子から見ると大型株に売りが出ていたようです。大型株の売り抜けの動きなのか。この辺の流れが今度どうつながっていくんでしょう。
このブログで取り組んでいる市場分析について、詳しく勉強したい方は以下の本を参考にしてみてください。根気よく取り組んでいけば、市場の流れを見極める力が絶対上がると思います。
それ以外にも買いのタイミング、売りのタイミングなど株式投資に必須の知識が網羅されています。この本を完璧にマスターすれば、あなたも投資で必ず成功できると思います。
さらにCAN-SLIM投資を極めたい方はこちらの本でみっちり勉強してみてください。投資で成功するためのエッセンスが詰まっている良書です。
市場動向【価格推移】
全市場下落。再び大きな下落となっています。
市場動向【出来高推移】
出来高を上げて下落。まだまだ流れに変化はありません。
3月分 CAN-SLIM投資銘柄実績
伊藤忠商事【8001】NEW 前日比-5.98%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
弱気相場に入ったとみて、まだ勉強中だったものの空売りを一銘柄打診買いしております。この銘柄を選んだ理由ですが、
■右肩上がりで市場の上昇を先導してきた銘柄であること
■時価総額が大きく、また外国株比率も高く機関投資家の所有する割合が高いこと
以上2点を考慮して選択しています。まだまだ売りに入る理由としては薄いですね。。(^-^;
空売りの手法については、「オニールの空売り練習帖」をベースに進めていこうと思いますが、また徐々にブログ記事で紹介していきたいと思います。
CAN-SLIM銘柄の買いのタイミング・売りのタイミングをどのように判断しているかについては以下の記事を参考にしてください。
AS Wind流投資手法 株を買うタイミング その1・基本のチャート形状「取っ手付きカップ」
AS Wind流投資手法 売りの戦略と株を売るタイミング
ピックアップ銘柄
今後、CAN-SLIM銘柄として投資対象になる可能性のある銘柄のチャートを追っていきます。
チームスピリット【4397】前日比-2.61%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。下落幅としては相対的に小さく済んでいます。下ヒゲを伸ばす展開で一度はリバウンドに入るのか。買いに入るにしても長期保有のスタンスではないですね。
ラクス【3923】前日比-9.49%
ラクスはCAN-SLIM推奨銘柄です。
CAN-SLIM推奨銘柄 ラクス【3923】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日も大幅下落。当面の浮上は厳しそうです。一旦はウォッチから除外しようと思います。
グレイステクノロジー【6541】-7.89%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日も激しい下落。下ヒゲを伸ばして終了しましたが来週どう動くのか。当面は様子見です。
売却後の動き
実際の判断(損切り・利益確定)が的確に実行されたかについてその後の動きを一か月を目途に追いかけて検証したいと思います。
日本M&Aセンター【2127】前日比-4.35%
日本M&AセンターはCAN-SLIM推奨銘柄です。
CAN-SLIM推奨銘柄 日本M&Aセンター【2127】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。前回のブレイクラインまで落ちてきました。この辺で一旦リバウンドは入るんでしょうか。
明日の一手
各市場とも下落の流れがとまりません。
株価上昇の前提となる企業決算は今後悪化することは目に見えています。今年は下降トレンドが続くことも覚悟したほうがよさそうです。一時的な反発局面では先程書いた通りシステムトレードの影響もあり、また極端に株価の乱高下が発生すると思います。
オニールの考えに沿って行けばここは空売りの戦略を取るべきなんだと思います。市場の反発局面を捉えてリバウンドした銘柄の上昇の勢いが本物か、そこが限界なのか、出来高と株価の動きで判断しながら投資判断していこうと思います。
合わせて次の上昇相場に向けてスクリーニングも続けていきますが、この状況では現行の決算結果はあまり参考になりません。次期および次々期の決算がどうなるのか?しっかりとEPSが成長している銘柄であれば、地合いの悪い今が仕込みのチャンスでもあります。
その辺を意識しながら投資戦略を練っていこうと思います。
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CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-
6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-
7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-