目次
各市場チャート分析
CAN-SLIM投資でも「M」の要素として取り上げられている非常に重要な市場の流れについて分析します。
NYダウチャート分析
昨晩のNYダウは下落。再び1,000ドルを越えました。昨日よりも出来高を上げて下落。ディストリビューションの動きです。NY市場は高値から20%以上下落してベア相場に入ったということです。出来高は平均の2倍以上の状態が続いています。
その中でリバウンドもありますが、リバウンド局面では出来高が低くなっています。下落トレンドであることは確かなようです。いまだ出来高をあげて上昇するフォロースルーの動きは見えてきません。またフォロースルーが起きたとしてもだましの上げの可能性もあります。しっかりと市場分析をしていきたいと思います。
日経平均チャート分析
本日も下落。こちらも出来高を上げての下落。ディストリビューションです。日銀も1000億円をこえる介入を続けますが、焼け石に水。下落の流れはとまりません。
市場が上昇基調のとき、コロナウイルスによる経済的な影響を考えると相当深刻な状況になるのではないかと思いましたが、順調に上昇する市場を見るとそうではないのではないか?と感じてしまっていました。
今考えれば「赤信号、みんなで渡れば怖くない」の状態だったのかなと思います。過去の暴落局面も同様の流れだったと思います。全体の流れに逆らって自分の考えを貫くことは並大抵の度胸と自信ではいけないのかなと。。
次の反発局面ではそれが試されることになりそうです。
JASDAQ平均チャート分析
本日は下落。出来高はそれほど大きくありませんが、ディストリビューションの動きです。まだまだ下落局面での出来高増が止まっていません。引き続きいつ出来高の変化がでるのか、注意深く市場を見ていきます。
マザーズ指数チャート分析
本日は出来高を上げて下落。ディストリビューションです。全ての市場でディストリビューションが観測されました。なかなか下落の流れが止まりません。マザーズは反発の動きもやや見られています。個人が中心でどうしてもボラティリティが上がってしまいますが、変化の動きを見逃さないようにしたいと思います。
結果としてN-〇倍率は以下のようになりました。マザーズの上昇基調は変わりませんね。新興銘柄には厳しい流れです。
このブログで取り組んでいる市場分析について、詳しく勉強したい方は以下の本を参考にしてみてください。根気よく取り組んでいけば、市場の流れを見極める力が絶対上がると思います。
それ以外にも買いのタイミング、売りのタイミングなど株式投資に必須の知識が網羅されています。この本を完璧にマスターすれば、あなたも投資で必ず成功できると思います。
さらにCAN-SLIM投資を極めたい方はこちらの本でみっちり勉強してみてください。投資で成功するためのエッセンスが詰まっている良書です。
市場動向【価格推移】
全市場下落。下落の流れにストップがかかりません。。
市場動向【出来高推移】
出来高を上げて下落。まだまだ流れに変化はありません。
3月分 CAN-SLIM投資銘柄実績
今日からノーポジのためお休みします。悪しからず。。。
CAN-SLIM銘柄の買いのタイミング・売りのタイミングをどのように判断しているかについては以下の記事を参考にしてください。
AS Wind流投資手法 株を買うタイミング その1・基本のチャート形状「取っ手付きカップ」
AS Wind流投資手法 売りの戦略と株を売るタイミング
ピックアップ銘柄
今後、CAN-SLIM銘柄として投資対象になる可能性のある銘柄のチャートを追っていきます。
チームスピリット【4397】前日比-7.57%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。すでにファンダメンタルやテクニカルの流れとは別のところで株価は形成されているようです。こうなってしまうと当面は市場の流れが転換することを願うばかりです。
ラクス【3923】前日比-3.36%
ラクスはCAN-SLIM推奨銘柄です。
CAN-SLIM推奨銘柄 ラクス【3923】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日も下落。市場の流れが変わるまでは厳しい状況ですね。
グレイステクノロジー【6541】-7.13%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日も下落。厳しい下落が続きます。当面は様子見ですね。
売却後の動き
実際の判断(損切り・利益確定)が的確に実行されたかについてその後の動きを一か月を目途に追いかけて検証したいと思います。
日本M&Aセンター【2127】前日比-4.08%
日本M&AセンターはCAN-SLIM推奨銘柄です。
CAN-SLIM推奨銘柄 日本M&Aセンター【2127】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。出来高を上げての下落になっています。当面は厳しい状況が続くようです。
明日の一手
各市場とも下落の流れ。リバウンドが見える局面もありますが動きが弱すぎますね。すでに高値からは20%以上下落しており、下げ止まるのではないか?という淡い期待を持ってしまいます。しかし、極端な例ではありますがリーマンショックでは50%近くまで日経平均も下落しています。決してありえないことではないことを肝に銘じなければならないと思います。
必要なのは分析に基づいた判断です。底入れをした時には株価の動きと出来高の動きに明確なサインが見えてきます。全体の流れの中でそれが見えた時が本当の上昇相場入りのサインだと思います。
現在は空売りを検討する段階だと思っていますが、空売りも非常に難しい手法ですね。反発局面で掴んでしまったらあっという間に損失が膨らみます。リバウンド局面での市場の強弱をしっかりと分析しながら空売りのタイミングを図っていこうと思います。
合わせて次の上昇相場に向けてスクリーニングも続けていきます。
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CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-
6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-
7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-