目次
各市場チャート分析
CAN-SLIM投資でも「M」の要素として取り上げられている非常に重要な市場の流れについて分析します。
NYダウチャート分析
先週末のNYダウは下落。再び大幅下落の流れでしたが引けにかけて上昇しました。とはいえディストリビューションの動きです。日に日にアメリカ国内のコロナ感染範囲も拡がっており、世界的な流行になりつつあります。世界の消費活動が低水準になっており、リセッション入りが早まりそうな気配になっています。
出来高が上昇しながら株価は下落しています。まだまだ落ち着くには時間がかかりそうです。
日経平均チャート分析
本日は大幅に下落。1,000円を越える下落です。出来高も大きく上げてディストリビューションの動きです。日銀も介入していますが、まったく歯に立たず。。出来高が大幅に上昇しての下落です。出来高が落ち着くまではまだまだ底だとはいえない状況です。
JASDAQ平均チャート分析
本日は下落。こちらも平均を大幅に越える出来高でディストリビューションの動きです。出来高が下げてこないと動きが安定する流れにはならないと思います。当面様子見です。
マザーズ指数チャート分析
本日は下落。少し出来高を下げて落ち着くか。。と思ったらさらなる続落。底なし沼のマザーズですね。。下落の勢いが止まる気配になりません。ずっと出来高水準が高いまま下落していますね。新興銘柄には厳しい展開が続きます。
結果としてN-〇倍率は以下のようになりました。全体下落する中でも中小型株はより苦しい展開です。
このブログで取り組んでいる市場分析について、詳しく勉強したい方は以下の本を参考にしてみてください。根気よく取り組んでいけば、市場の流れを見極める力が絶対上がると思います。
それ以外にも買いのタイミング、売りのタイミングなど株式投資に必須の知識が網羅されています。この本を完璧にマスターすれば、あなたも投資で必ず成功できると思います。
さらにCAN-SLIM投資を極めたい方はこちらの本でみっちり勉強してみてください。投資で成功するためのエッセンスが詰まっている良書です。
市場動向【価格推移】
全市場5%を超える下落。総売りの状況です。グラフを見てもここまで歩調があっていると大型も小型もないなと思ってしまいます。。
市場動向【出来高推移】
各市場大幅に出来高が上がっています。全体的に売りに拍車がかかってます。
3月分 CAN-SLIM投資銘柄実績
チームスピリット【4397】売却(-6.90%)
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。ついに保有銘柄がなくなりノーポジとなりました。投資日記を書きだして初めてのことです。10%近くあった含み益も前日比-15.68%の下落で含み損となってしまいました。なんとかプットオプションのヘッジでカバーできる範囲だったので一旦全て売却。またしてもオプションに救われましたが含み益分は無残にも消えてなくなりました。。
週の始値としては悪い位置ではなかったので、一週間の中でどのような動きを見せるか注意しながら見ていきたいと思います。
CAN-SLIM銘柄の買いのタイミング・売りのタイミングをどのように判断しているかについては以下の記事を参考にしてください。
AS Wind流投資手法 株を買うタイミング その1・基本のチャート形状「取っ手付きカップ」
AS Wind流投資手法 売りの戦略と株を売るタイミング
ピックアップ銘柄
今後、CAN-SLIM銘柄として投資対象になる可能性のある銘柄のチャートを追っていきます。
ラクス【3923】前日比-8.13%
ラクスはCAN-SLIM推奨銘柄です。
CAN-SLIM推奨銘柄 ラクス【3923】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。ここからベースを形成するなら現在が底値になると思います。明日以降もこの水準を保って調整の動きになれば先々上昇につながりそうです。引き続き様子を見ていきます。
売却後の動き
実際の判断(損切り・利益確定)が的確に実行されたかについてその後の動きを一か月を目途に追いかけて検証したいと思います。
イントラスト【7191】前日比-8.94%
イントラストはCAN-SLIM推奨銘柄です。
【推奨銘柄】イントラスト【7191】のCAN-SLIM分析
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。続落です。始値も低い位置からスタート。元の水準に戻るにはかなり時間がかかりそうですね。。イントラストは決算からの動きがかなり厳しい展開になりました。一時リバウンドはしたもののクライマックストップをつけての下落。撤退の判断は間違いではなかったようです。上昇を逃すリスクもありますが、上昇を逃しても損をしないことを考えると、やはり早めに撤退の判断をすることが正しいのかもしれません。イントラストの検証はこれで終了します。
日本M&Aセンター【2127】前日比-6.08%
日本M&AセンターはCAN-SLIM推奨銘柄です。
CAN-SLIM推奨銘柄 日本M&Aセンター【2127】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。先週の上げ分を消してきました。ここが底となって粘り強い動きを見せてくれるとまだ期待が持てるのですが。。引き続き様子を見ていきます。
明日の一手
コロナウイルスに始まった世界の混乱は、中東の原油に関する動きや北朝鮮のミサイル問題なども絡めて混沌としてきました。
全世界的にリスクオフの流れが加速しているようです。
中国や日本はやや落ち着きつつありますが、米国はこれからが本番です。
外国人投資家がメインプレイヤーの日本市場は一気に市場から資金が引き上げようとしているかのような動きです。一旦は出来高を下げて市場が落ち着くまでは手を出さないことが賢明のようですね。
この間に次の大化け銘柄を探していきたいと思います。この混乱の中でもチャンスを見出して大きく成長をとげる企業が必ずあるはずです。
引き続き市場の動きを分析しながら機会を伺いたいと思います。
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CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-
6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-
7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-