目次
各市場チャート分析
CAN-SLIM投資でも「M」の要素として取り上げられている非常に重要な市場の流れについて分析します。
NYダウチャート分析
昨晩のNYダウは上昇。ジリジリと戻しています。引けにかけて上昇しました。が、この日記は2/1に書いているので翌日の動きがわかっていますが、翌日は大幅に下落。。やはり本格的なディストリビューションの動きはウソではなかったということでしょうか。。本丸のNY市場が大幅下落となると、週明けの動きに暗雲が立ち込めます。。
日経平均チャート分析
本日は上昇。昨日の下げを戻す動きでしたが、下落幅に対する戻しが弱いな。。という印象でした。来週の旧正月明けの中国市場を考えれば弱気にならざるを得ないなと思っていたところにNYダウの大幅下落もあり、最近のディストリビューションの動きは本物だったのかなと確信してます。来週以降の動きに注目しています。
JASDAQ平均チャート分析
本日は上昇。日経平均以上に弱い戻しです。最近の日本市場の上昇を牽引してきたと思われるJASDAQが急落するのはかなり痛いですね。。来週は下落が加速しそうな気配です。
マザーズ指数チャート分析
本日は上昇。こちらも下落幅に対しての戻しが全然弱い。。ものすごい急落ぶりですが、まったく底が見えてきません。来週の暗い展望の中ではとても上昇するとは思えない状況です。どこで下げ止まるのか。
結果としてN-〇倍率は以下のようになりました。N-J倍率が再び上昇しそうな気配です。
このブログで取り組んでいる市場分析について、詳しく勉強したい方は以下の本を参考にしてみてください。根気よく取り組んでいけば、市場の流れを見極める力が絶対上がると思います。
それ以外にも買いのタイミング、売りのタイミングなど株式投資に必須の知識が網羅されています。この本を完璧にマスターすれば、あなたも投資で必ず成功できると思います。
さらにCAN-SLIM投資を極めたい方はこちらの本でみっちり勉強してみてください。投資で成功するためのエッセンスが詰まっている良書です。
市場動向【価格推移】
各市場とも上昇。下落に対する戻しの幅としては狭い。。
市場動向【出来高推移】
前日の下落に対しての返しとしては新興市場は弱すぎです。。
1月分 CAN-SLIM投資銘柄実績
ラクス【3923】売却
ラクスはCAN-SLIM推奨銘柄です。
CAN-SLIM推奨銘柄 ラクス【3923】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は上昇。来週市場の動きをかなり悲観的に見ている中では一旦撤退するべきかなと思ったため全て売却しました。来週ピボットポイントで跳ね返すようであればすかさず再インしたいところです。
日本M&Aセンター【2127】前日比-16.54%
日本M&AセンターはCAN-SLIM推奨銘柄です。
CAN-SLIM推奨銘柄 日本M&Aセンター【2127】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。今回の決算は見事惨敗。。市場の流れが悪い時の決算結果の捉えられ方について思い知った二日間でした。こちらは持ち越したのですが、やはり売ればよかったかな。。と中途半端な対応をやや悔やんでいます。。
イントラスト【7191】前日比+1.09%
イントラストはCAN-SLIM推奨銘柄です。
【推奨銘柄】イントラスト【7191】のCAN-SLIM分析
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は上昇。10週移動平均近辺に戻しましたがかなり大きなポジションを持っていたため、来週の展開を考えて大部分を売却しました。来週も様子を見て全部売却するか判断します。
クリエイト・レストランツ・ホールディングス【3387】前日比+1.47%
クリエイト・レストランツ・ホールディングスはCAN-SLIM推奨銘柄です。
CAN-SLIM推奨銘柄 クリエイト・レストランツ・ホールディングス【3387】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は上昇。来週の動きが不安なので、一部利益確定しました。「上昇中の調整の雲」は完成しています。来週からは調整の雲の中での調整が続くかどうか見ていきます。
ピックアップ銘柄
今週のピックアップはお休みです。あしからず。。
売却後の動き
実際の判断(損切り・利益確定)が的確に実行されたかについてその後の動きを一か月を目途に追いかけて検証したいと思います。
ロゼッタ【6182】前日比-1.05%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。市場が戻す中で下落しました。完全に元の調整ラインに戻ってきましたね。。
チームスピリット【4397】前日比+1.96%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は上昇。来週も出来高を下げて調整の動きとなるか。引き続き様子を見ていきます。
明日の一手
来週は旧正月明けの中国市場がスタートしますが、今年の正月明けの日本市場と同様の展開になりそうです。休みが続いている間にイラン問題が深刻化している中で取引ができなかった日本市場は正月明けに大幅に下落しました。
この時は米市場はあまり動揺せずに高値更新水準で動いていたことと、日本の市場においても年末に明確なディストリビューションの動きが頻発していた訳ではなかったため、一時的な下落で済みました。
しかし、今回は世界最大の市場で唯一堅調な動きを見せていたNY市場にもディストリビューションが頻発してきており、すでにわかっていますが昨晩に及んでは大幅な下落を見せました。またコロナウイルスの状況も日に日に悪化の様相を見せており、先週までのやや楽観的に見過ぎていた雰囲気も変わりつつあります。
長い休暇期間後に冷静に旧正月明けの市場オープンを迎えるという雰囲気でないことは確実です。しかも中国は世界第二位の市場であり、今回の問題の震源地でもあるわけです。かなりの混乱が発生する可能性が相当高いと思っています。
そのため、本日はポジションを通常の30%程度までに下げ、大きめのプットオプションを設定しました。市場はやや冷静さを失った状態ですので、かなり極端な動きを見せる可能性もあります。
日本市場に限らず、世界の市場がどのような動きをみせていくかしっかりとみて市場の流れを判断していこうと思います。
1月の振り返りと今後の戦略
1月の振り返り
イラン問題から始まりコロナウイルスの混乱で終わった1月。激動の2020年のスタートとなりました。
イラン問題は一時的な下落で間もなく収束し持ち株も市場の流れに乗って上昇しましたが、1月中盤に入ってくるとNY市場にディストリビューションの動きが見えてきました。
出来高を下げて弱い中で上昇していた日本市場もそれに合わせるようにディストリビューションを頻発。月末には一斉に市場が下落する流れとなりました。
外的要因はそれぞれの動きを加速させてはいたものの、市場全体の流れは徐々に変わっていっていたというのが市場分析をしていた中で感じたことです。イラン問題が一時的な下落で終わったのは市場がまだ強気だったからで、コロナウイルスが大きな下落の流れとなったのは、市場の転換点にあって加速させる機能として働いたからだと思います。
持ち株はほぼ市場と連動した動きでした。含み益を徐々に増やしていましたが、月末は決算にも絡んで大きく含み益を減らす流れとなりました。
そんな中、日記の中でも触れていましたが全体の流れに反して市場が逆の動きを見せそうな場面ではオプション取引を利用して利益を狙ったりリスクヘッジを行っていました。
ご存じの方もいると思いますが、オプション取引は値動きが非常に激しいのが特徴で日常的に活用する投資手法ではないと思います。ですが、今回のような流れの中で突発的に動く時(イラン問題)や急激に流れが変わる場面(コロナウイルスショック)では有効に機能すると思います。
以下は今月に決済したオプション取引の一覧です。
ご覧のように自分の中ではかなり細かく取引をしている感覚です。損益率を見てもらうとそのギャンブル性が見て取れると思います。うまくハマれば2倍3倍は当たり前、ですが反対に動けばほぼゼロになるというのが特徴です。先物や空売りと違って、マイナスにならない点が嬉しいですが。(^-^;
市場がちょっと動くだけで損益率は大きく変わるため、ここぞというタイミングを図るのが大変重要です。
銘柄を見てもらうとわかりますが、日本の市場では基本的に日経225しか流動性がないのが実情です。コール(買い)とプット(売り)に加えて、いつのSQ日でいくらを権利金額に指定するかで結果は天国か地獄かという感じになります。
SQ日が先になるほどプレミアム(掛け金)が高くなるので、短期でより大きく動きそうなときは直近のSQ日を狙います。大きな流れの変化を捉える時は相当先のSQ日を設定しますが、なかなかうまくいかないのが実情です。ちなみに建て玉価格はプレミアムの一口分の価格で口数×価格×1000倍の掛け金を払います。
オプションは権利を売買していますが、その権利が銘柄のところに書かれている価格です。一番上の例でいくと、「2月のSQ日までに23,875円で日経225平均を買う権利」となります。
2月のSQ日に日経225平均が23,875円を越えていると、日経225平均と権利価格の差額に1,000倍した金額が精算されます。越えてなければ0円です。SQ日前にも権利を売買できます。市場が想定の方向に動けばプレミアムが上がりますから、そこで売り抜けることができます。
本場の米国市場においてはオプション市場も充実しておりますが、日本の市場では流動性も低く、直近のSQ日でないと売買もままならないのが実情です。なので、よほど大きな動きを見せる時以外は触らないほうがいいと思います。
本格的なオプションの勉強をしたい方は以下の本がお薦めです。オプション取引はポーカーやブラックジャックのようにゲーム性が高く、極めて戦略的な取引手法です。いつかは本場の米国で取引してみたいですね。
オプション取引は機能したものの、持ち株は市場とほぼ連動した動き。月末は決算にも絡んで大きく含み益を減らす流れとなりました。今回は市場の流れが悪くなってきた中で決算を跨ぐこととなり、決算内容が悪化した訳でもないのに大きく下落する結果となりました。決算期の値動きは市場の流れに非常に左右されるということは今回も思い知ったことのひとつですね。。今後の教訓がまた一つ増えました。
資産の増減について、今年から各月の損益率を月末に公表したいと思います。
ご覧のとおり今月はオプション取引で助かった部分が大きいです。含み益は決算で大幅に減らしたことと利益確定したこともあり大幅に減っています。結果としては20%強の総資産増加となりましたが、月末に市場が悪化していくことが分析で分かっていながら、決算跨ぎを強行したことで利益幅を減らしたことは大いに反省しなければいけないと思います。もっと自分の分析に自信を持って取り組みたいですね。
今後の戦略
直近の流れとしては最近の日記で触れているとおりですが、中国市場の混乱、米市場のディストリビューションの動きが見えている以上は弱気に考えるしかありません。問題はいつ流れが変わるかです。しっかりと市場の流れを観察していきたいと思います。
特に月初は中国市場の旧正月明けで相当な混乱が想定されます。その分のオプションは設定済みです。極端な流れが発生する場合は、一月と同様にオプションを有効活用したいと思います。
個別銘柄については引き続き上昇局面で市場の悪化に伴い調整に入っている銘柄をウォッチ銘柄として、次の上昇に転じるきっかけを待ちたいと思います。
年始に前年までの市場の月毎騰落率を更新していますが、3月~4月は前半の上昇の山場になります。2月は仕込みの時期と捉えています。今回の市場の調整が底をついて上昇に転換したところが狙い目になると思います。
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CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-
6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-
7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-