目次
本日の概況
11月6週目の月曜日。先週末のNY市場は上昇。週足は久々の陰線となりましたが、出来高を上げての下げではないようです。まだ下落に入る流れではないように思います。
日本市場は朝方から上昇しその後は横這いとなりました。全市場似たような流れとなりましたので、n-〇倍率の改善は一旦とまりましたね。このまま全市場改善=横這いの展開になればと思います。
そろそろ次の下落トレンドに向けた準備を進めたいと思い、週末にはオニールの著作を読み込みました。
今回読んだのは、オニールの2作目の著作である「オニールの相場師養成講座」です。「オニールの成長株発掘法」はかなり分厚い本ですが、「オニールの相場師養成講座」は要約版と言えるような内容ですので、オニールの考え方をとりあえず知りたい方はこちらを読むことをお薦めします。
この本の最初の章にでてくるのが「市場全体の方向性を見極める方法」です。CAN-SLIMでいうところの「M」にあたる部分なんですが、やはり市場の流れの転換点、すなわち「天井」と「底」を見極めることができると、投資における勝率はグッと上がるという点がオニールが最も強調したいことなんだな。と感じました。
しかし、この「天井」と「底」を見極める方法。言っていることはわかるのですがこれをモノにするには相当な分析と経験を必要とする内容です。やらなきゃとはわかっていつつも、ついつい敬遠してしまっていたのですが、やはり勝ち続けるにはやるしかないと思い、とりあえず日経平均の分析から始めてみました。
本によると、天井を判断するための動きとして、出来高を上げて終値を下げる動き(これをディストリビューションという)が2~4週間の間に3~5回程度発生してから下落トレンドに向かうとしています。
逆に底をつける時は、明確な底をつけた4日~7日以内に出来高を伴って1.7%以上上昇する動き(これをフォロースルーという)が入ります。
直近の日経平均にこの法則を当てはめてみたのが以下の図です。
それぞれのポイントをチャート上に当ててみました。
フォロースルーについては比較的明確に判断できるなと思います。難しいのはディストリビューションです。本にチャート例が載っていますが、ディストリビューションの判断基準がいまいちわかりづらいんです。こればかりは過去のチャートや今後実践の中で感覚を鍛えていくしかないかなと思っています。
気になるのは、直近の動きです。天井を付ける前後でディストリビューションの動きが4回入っています。ただ、後半の3回は出来高を下げていく中での発生であり、フェイクの可能性もあります。
直近の動きの中で出来高を大きく上げて下落するような日が一日あったら、下落トレンドに転換したという見方もできそうな流れですが、出来高を下げて値を下げずに底をつけて、その後出来高を上げて上昇すれば調整の流れだったということが言えそうです。
今後は時間をみて新興2市場も同様の分析を続けてみようと思います。
ご自分でも分析をしてみたいと思われる方は是非本を読んで勉強してみてください。
市場動向【価格推移】
本日は全市場上昇。日経平均が久々の窓を開けた上昇を見せました。新興市場も同じような動きを見せました。そろい踏みは久々ですね。
市場動向【出来高推移】
東証一部とJASDAQは出来高が低い中での上昇でした。出来高の低下が調整の流れであればいいのですが。
11月分 CAN-SLIM投資銘柄実績
ラクス【3923】前日比+0.15%
ラクスはCAN-SLIM推奨銘柄です。
CAN-SLIM推奨銘柄 ラクス【3923】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は上昇。始値としてはいい位置でスタートしたと思います。このまま上昇を継続するのか、調整の流れになるのか。明日からの動きに注意したいと思います。一旦下げるような動きが見える場合は、一部利確も検討したいと思います。
日本M&Aセンター【2127】前日比-0.97%
日本M&AセンターはCAN-SLIM推奨銘柄です。
CAN-SLIM推奨銘柄 日本M&Aセンター【2127】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。先週後半から出来高下げて横這いの動きが継続しています。このまま平底で調整をして再度上に放れるようであれば、上昇は継続すると思います。
クリエイト・レストランツ・ホールディングス【3387】前日比-0.53%
クリエイト・レストランツ・ホールディングスはCAN-SLIM推奨銘柄です。
CAN-SLIM推奨銘柄 クリエイト・レストランツ・ホールディングス【3387】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。小幅な動きです。こちらも横這いの動きが継続しています。平底型の調整を経て上放れしていくか見ていきたいと思います。
ピックアップ銘柄
チームスピリット【4397】
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は上昇。先週はブレイク水準をキープしましたが、本日は力強い動きで上昇しました。明日以降も水準キープしていければ上昇トレンドへの転換かもしれませんね。
売却後の動き
実際の判断(損切り・利益確定)が的確に実行されたかについてその後の動きを一か月を目途に追いかけて検証したいと思います。
プレサンスコーポレーション【3254】
プレサンスコーポレーションはCAN-SLIM推奨銘柄です。
CAN-SLIM推奨銘柄 プレサンスコーポレーション【3254】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は上昇。再び10週移動平均にタッチ。この動きを見るとインをした週から調整に入ったのかもしれませんね。このまま大きく崩れずに出来高を落として横這いの調整が続けば、次のブレイクに向けた動きが始まるかもしれません。引き続き動きを見ていきたいと思います。
ジャパンエレベーターサービスホールディングス【6544】
ジャパンエレベーターサービスホールディングスはCAN-SLIM推奨銘柄です。
【推奨銘柄】ジャパンエレベーターサービスホールディングス【6544】のCAN-SLIM分析
直近30週の週足チャートと出来高は以下のとおりです。
本日は下落。10週移動平均を割っています。流れが見えてくるにはまだ時間がかかりそうですね。
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CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-
6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-
7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-