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本日の概況
10月5週目の火曜日。昨日のNY市場は上昇。再び27,000円を越えてきました。米の決算状況も悪くないようです。ただ、大きく上昇するという訳でもなさそうです。ある意味安定した市況ですね。
日本市場は本日も上昇しました。N-〇倍率(日経平均と他市場の伸び率の比較)も改善傾向。マザーズは加速してますね。今日は個別銘柄も全体的に上昇の流れがきていたように思います。大型銘柄だけでなく個人投資家の買いも戻ってきたんでしょうか。
最近のニュースとして日経ダブルインバースETF(以下Wインバ)の信用残高が過去最高になったという話題があります。Wインバは日経平均がマイナスに振れることを期待した買いです。それだけ最近の市場の上昇を懐疑的に見る向きが多いんだなと感じてます。
過去、Wインバの信用残高が日経平均にどのように影響を与えたのか気になったのでグラフ化してみましたが、思いもよらぬ発見がありました。
以下はWインバが上場されてからの日経平均株価とWインバの信用買残高の推移です。
赤線が日経平均、青線がWインバの信用買残高です。ここ最近のWインバの信用買残高の増加スピードはすごいですね。9月の連騰を受けて一気に増加したようです。基本的には右肩上がりに増えています。それだけ弱気に見ている人が多いということですね。
このグラフですが、よく見ると日経平均の騰落と信用買残の増減は完全にリンクしているんです。直近の2年間に絞ったグラフは以下の通りです。
赤線が日経平均、青線がWインバの信用残高です。
山と谷の位置がぴったりあってるんですね。こんな関連性があるとは思いもよりませんでした。Wインバの買いは市場にマイナスに働くとばかり思っていたら、逆に上昇につながっていたということなんです。
これがわかってからいまいちレバレッジ型ETFの仕組みを理解していないなと思ったのでネットでWインバの仕組みについて調べました。
どうやら先物市場を使って純資産の倍の金額の売買を実行することで指数の2倍で動くしかけを実現しているようです。毎日現物の引け後に先物市場で上場信託の純資産の増減、および指数との連動に合わせたリバランスの動きを加味して売買が実行されているため、非常に複雑な仕掛けになっていることはわかりました。要はよくわからんです(^-^;
しかし、Wインバの信用買残減少とともに日経平均株価が下落しているのは事実です。こう考えると日経平均が上昇局面でWインバが信用買残を増やしている時はWインバの買いを避けたほうがいいということになります。むしろ、下落が始まって信用買い残が減少しだしてから買いに入ったほうがいいようです。
今はまだ残高が増加局面のようですね。これが反転した時が日経平均の下落がスタートする合図ということになります。Wインバの信用買残高推移は常にチェックしたほうがよさそうです。
市場動向【価格推移】
本日は全市場上昇。マザーズの上昇が加速しているようです。今日はTOPIXも上昇。全体的に底上げした形になっています。
市場動向【出来高推移】
全市場とも増加傾向にあるようです。いよいよ決算を迎えて市場も活況を迎えるのかもしれません。
10月分 CAN-SLIM投資銘柄実績
新日本建物【8893】前日比0.00%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は変わらず。出来高もだいぶ低いです。完全に調整の動きですね。引き続き様子をみます。
ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング【7169】前日比+2.60%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は上昇。朝一でまた1,000株の成買いが入りました。自社株買いの動きなんでしょうか?なんだかんだとジワジワ上げてきた格好です。なんとも読みづらい動きです。引き続き様子を見ていきたいと思います。
ラクス【3923】前日比+1.00%
ラクスはCAN-SLIM推奨銘柄です。
CAN-SLIM推奨銘柄 ラクス【3923】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は上昇。昨日の下落をカバー。調整の動きは継続ですね。このまま決算を迎える流れか。
日本M&Aセンター【2127】前日比+5.09%
日本M&AセンターはCAN-SLIM推奨銘柄です。
CAN-SLIM推奨銘柄 日本M&Aセンター【2127】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は上昇。昨日の引け後に上半期の売上と利益の上方修正を発表しています。修正率は30%前後です。推奨ブログの中で20%程度は充分上方修正の流れはあると書いてましたので、その通りに推移してホッとしています。
ただ、通期での数字はまだ見えてきません。明日の決算発表で通期予想が意外と伸びていなかったりすると失望売りもでかねない状況です。明日の発表がより大事になってきました。
ジャパンエレベーターサービスホールディングス【6544】前日比-0.14%
ジャパンエレベーターサービスホールディングスはCAN-SLIM推奨銘柄です。
【推奨銘柄】ジャパンエレベーターサービスホールディングス【6544】のCAN-SLIM分析
直近30週の週足チャートと出来高は以下のとおりです。
本日は下落。朝方は上昇しましたが微減となりました。なかなかブレイクはさせないぞ。という意志を感じますね(^-^;
とりあえずこのまま様子見です。
ピックアップ銘柄
プレサンスコーポレーション【3254】
プレサンスコーポレーションはCAN-SLIM推奨銘柄です。
CAN-SLIM推奨銘柄 プレサンスコーポレーション【3254】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。引き続き調整ですね。10週移動平均が追いつくと同時に決算の流れとなりそうです。決算前の値動きとしては理想的な流れです。ファンダメンタルを確認して問題なければインでもいいように思います。
ホロン【7748】
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。調整程度の下落です。半導体銘柄の好調はどこまで続くでしょう。もうこの期に及んでは買える域を超えてますね。当面は様子見です。
クリエイト・レストランツ・ホールディングス【3387】
クリエイト・レストランツ・ホールディングスはCAN-SLIM推奨銘柄です。
CAN-SLIM推奨銘柄 クリエイト・レストランツ・ホールディングス【3387】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。こちらも調整の動き。今週はどのような形で雲を形成するかの模様眺めです。実際に動き出すのは来週以降ですね。
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CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-
6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-
7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-