2019年9月推奨銘柄

CAN-SLIM推奨銘柄 プレサンスコーポレーション【3254】の選定理由

投稿日:2019年9月27日 更新日:

ここでは実際の投資銘柄について、CAN-SLIMの各要素に合わせて選定理由の妥当性を検証しています。★は5段階で各要素評価しています。

C -直近四半期利益- ★★★★

直近の四半期利益の推移は最新の発表で以下の通りです。

赤く表示してある部分が直近の四半期決算と前年同期の四半期決算になります。

これを見るとどの数字も前年同期比マイナスとなっており、「C」の条件を満たしておりません。ですが、前年四半期においては大型物件の特需が計上されており、かなり異常値になっていることが有価証券報告書にも記載されています。

昨年度は第三四半期で大きく売上、利益を落としてますが、この第一四半期の数字で業績を伸ばしたことがうかがえます。今年度はこの特需がない中でのこの数字です。第三四半期の前年度の落ち込みを考えるとこの後、余程の落ち込みがなく普通に推移すれば前年同期比で大きく数字を伸ばしてくる可能性(伸び率100%以上)が高いことは容易に想像できると思います。

下期に向けて大きく前年比四半期利益、売上を伸ばす可能性が高い。

A -年間利益増加- ★★★★★

年度ごとの経営数値は最新発表で以下の通りです。

赤く表示してある部分が直近3年間の決算になります。

修正一株利益(EPS)の伸びは直近で16.8%。前年度は27.4%です。

売上高の伸びは直近で30.3%。前年度は19.8%です。

年間EPSは3年連続で増加しています。充分な成長性ですね。

ROEとROAは2019年9月の四季報でみますと、

ROE:21.4% ROA:7.3%【基準:ROE 17%以上、ROA 7%以上】

となっており、クリアしています。

先程のCの項目でも述べたとおり、下期の数字は前年度より上振れ必至です。

年間利益・ROE・ROAは現段階でクリア。今後の上方修正もあり得る!

N -新製品・新経営者・新高値- ★★★★★

新サービス「Braight」の導入

プレスリリースより転載

2019年4月より新サービス「Braight」を立ち上げています。

株式会社プレサンスコーポレーション ニュースリリース(2019年4月16日)

AIを活用した不動産投資情報の総合サイトとなっており、旧態依然とした不動産業界に一石を投じるサービスとなっています。以前選定したGA Technologiesもそうでしたが、不動産にテクノロジー改革を起こそうとしています。

会員数も順調に伸びているということですが、今後の成長性はこの「Braight」が握っているといっても過言ではないでしょう。今後の決算発表においてはこの「Braight」経由の売上がどのように伸びていくかも充分に見ていく必要があります。

株価の推移

直近の30週の週足チャートは以下の通りです。

Wボトムを形成して年初来高値を越えてブレイクしており、分割後の上場来高値も目前に迫ってきています。

新たな導入サービスの成長がカギ。株価は高値水準にある。

S -株式の需要と供給- ★★★★★

2019年9月の四季報による株価の保有比率は以下のとおりです。

浮動株は10%と非常に少ないです。経営層の保有率も40%を超えています。

ちょっとした需給で大きく伸びる可能性が高いと思います。

浮動株比率が小さく大化けの実現性が高い。

L -主導株か停滞株か- ★★★★

分譲マンションの供給ランキングをプレサンスコーポレーションのサイトから以下に転載しています。

全国的に見ると大手不動産会社を抑えて堂々の2位。近畿圏では圧倒的な供給量を誇ります。業界をリードする会社だったんですね。知りませんでした(^-^;

独立した不動産会社でここまで成長してきた経営者のセンスが伺えます。業界を変える新しい取り組みにも積極的です。不動産株が上向きになれば主導の銘柄となる可能性が高いです。

業界内でも有数の企業。新たな取り組みにも積極的。

I -機関投資家の保有- ★★★★★

最新の有価証券報告書による主要株主の名簿は以下の通りです。

新たにいくつかの機関投資家が購入しています。外資の機関投資家も保有比率を上げてきています。

機関投資家の保有比率が上昇。株価に上昇圧力がかかる展開。

M -株式市場の方向- ★★★★

プレサンスの所属する不動産業136銘柄の株価指数の60週週足チャートは以下の通りです。

見ての通り、直近60週の高値に来ていることがわかります。ここ1か月でかなり上昇したことがわかります。今後はこの抵抗ラインを越えていくかどうかですね。

対TOPIXのレラティブストレングスは以下の通りです。

ほぼ連動した形となっていますが、TOPIXが下げているところでも調整の動きを見せているところが伺えます。TOPIXは右肩下がりでしたが、不動産業は横這いなのが全体を見るとわかりますね。

現在、TOPIXは上昇基調です。このまま伸びていくと不動産業関連銘柄も連動して大きく伸びる公算が高いと思います。

不動産業は安定した株価推移。市場の上昇と連動して大きく伸びる可能性あり。

プレサンスコーポレーション【3254】の総評

CAN-SLIMの考え方に基づいて分析した結果ですが、

全ての項目で★が4~5の評価としました。

点数にしますと88.57点です。

非常に高いポテンシャルを秘めた銘柄だと考えています。

不動産業界とくに住宅関連は人口減少や空き家問題など暗い話題がつきませんが、一方で新たな需要の開拓や外国人投資家などにも注目されている分野です。

また不動産業界というのは古くからの体質、風習が深く根付いており、これらが問題の根幹にあることも考えられると思っています。こういった古い業界に革命を起こす過渡期がいま来ているのだと思います。

そういった革命を起こす企業のひとつがプレサンスコーポレーションだと思います。

お薦めの本 -このブログの元となる考え方が書かれた株式投資の必勝法です-
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皆さん重々ご承知のこととは思いますが(^-^;

当サイトにおける推奨内容は一般的に入手できる情報をもとに、CAN-SLIMをベースとした分析を独自に行って記事にしたものです。多分に著者の妄想や都合のいい解釈も含まれております。

どうぞ投資判断はご自身の責任の範疇で行って頂きますようお願いいたします。

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