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本日の概況とちょっとコラム -中長期的な市場の流れ-
8月5週目の火曜日。昨晩のNY市場は上昇。中国との交渉が進展するとの期待感から上昇したとのこと。毎日毎日悲観したり楽観したり大変ですね。。最近のNYダウのチャートを見ていると、小幅に戻しては大きく下落。を繰り返しています。この辺に市場参加者の疑心暗鬼ぶりが見えますね。
今日は最近の近視眼的なひどい投資行動を改めるため、今一度冷静に市場の状況について把握したいと思います。
まずはNY市場です。最近一か月のチャートを週足でみるとヒゲをつけつつも始値と終値は小幅です。調整の動きと捉えていいんではないでしょうか。昨年のクリスマス暴落の直前は週足でかなり大きな陽線と陰線が発生しており、ボラティリティが高い状況でした。NY市場は過去の流れを見ても下げる時はそのパターンが多いようです。今年の秋に向けてはどのような動きになっていくか、短期的な視点よりも中長期で見たほうがやはりよさそうです。
次に東証一部ですが、大きな流れで見ると昨年10月につけた24,448円以降の下落の流れは変わっていないようです。NYが史上最高値を更新する中では非常に弱いですね。
新興市場はもっとひどいです。昨年の1月末に高値をつけてから下降トレンドが続いています。やや下降の動きが鈍っているものの、まだ下げ止まったとまではいえない状況です。この状況で今年結果を出している投資家は自信もっていいんじゃないでしょうか。(^-^;
そんな中で秋を迎えますが、例年11月は上昇する確率の高い月です。昨年の酷かったJASDAQ平均でさえ、11月はなんとかプラスを保ちました。(前後の月は暴落ですが。)
以前、ブログで用いたグラフですが月毎の騰落率を表しています。
「夏枯れ相場」はウソじゃないというがわかりますね。。
上のパーセント表示は勝率を表してますが、11月は70%以上の勝率を誇っており、当然上昇率もナンバーワンです。
今年は10月に消費増税を控えています。実際には昨年の10月に発表されており、そこからの市場の下落を見ていくとそれを織り込んできた。とみるのが自然の流れかなと思っています。従って実際に10月に消費税が導入されるくらいのタイミングが底になって、11月に向けて上昇に弾みをつけていく。というシナリオになればいいなという感覚を持っています。
そんな流れを念頭に、今後の市場の流れがどうなっていくのか。そこに個別銘柄の投資タイミングがぴったりあってくれば、市場の流れにのって大化けする銘柄もあるんじゃないかなと思っています。
市場動向【価格推移】
本日の新興市場は下落。マザーズはまたすっかり元のペースです。。どこで切り返されるか。辛抱の日々ですね。
市場動向【出来高推移】
新興市場は出来高も下げています。まだまだ煮え切らない展開は続きそうです。
8月分 CAN-SLIM投資銘柄実績
医学生物学研究所【4557】前日比-0.71%
医学生物学研究所の選定理由はこちらです。
【2019.4.22】医学生物学研究所【4557】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。調整ライン近辺での動きです。大きな動きは当面起きそうもありませんね。引き続きウォッチしていきます。
GA technologies【3491】前日比+2.14%
GA technologiesはCAN-SLIMで選定した銘柄です。
【2019.7.4】GA technologies【3491】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日も上昇。下ヒゲを伸ばす展開が続いています。動きとしては悪くないですね。しっかりと4,000円をキープして動いてほしいところです。
ピックアップ銘柄
ハイアス・アンド・カンパニー【6192】
ハイアス・アンド・カンパニーはCAN-SLIMで選定した銘柄です。
【2019.6.23】ハイアス・アンド・カンパニー【6192】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は下落。出来高はそれほど上がっていません。ブレイク後の調整に入っている感じですね。再度下ヒゲを伸ばす動きが入るといいんですが。
北の達人コーポレーション【2930】
北の達人コーポレーションはCAN-SLIMで選定した銘柄です。
【2019.6.8】北の達人コーポレーション【2930】の選定理由・その2
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は上昇。リバウンドしています。このままズルズル下がる銘柄ではないと思いますが、明日以降どのような動きになるか注目です。
マネジメントソリューションズ【7033】
マネジメントソリューションズはCAN-SLIMで選定した銘柄です。
【2019.7.1】マネジメントソリューションズ【7033】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は上昇。出来高の低い中で調整の動きとなっています。このまま上昇の流れを掴むんでしょうか?
CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-
6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-
7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-