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忘れてはいけない時限爆弾。逆イールドに注意せよ!
7月5週目の月曜日。週末のNY市場は上昇。米GDP速報値が予想を上回った上に利下げ期待もあり。。。って先週は好調な経済指標を受けて利下げ期待が後退して下落。。。だったのに。
利下げ期待、いいように使われすぎ。。。(-_-;)
日本市場はというと微妙な値動き。決算はこれからですから今日はまだ序章というところでしょうか。
最近はNY市場が連日最高値を更新しており、いつ暴落するか?という論調が目立っていますね。ところが市場は警戒しているうちは暴落しないのが世の流れ。もしかしたら中規模の下落を経て反発したところで市場は上昇トレンドに転換した。という所を見計らって下落するのかもしれません。過去の暴落の流れも見ておいた方がいいですね。
「暴落」のテーマで気になるのは「逆イールド」の発生です。今年の3月に12年ぶりに発生した「逆イールド」。「逆イールド」って何?という疑問についてはネットで検索してもらうとして(^_^;)「逆イールド」によって何が起きるのか?が大事ですね。
「逆イールド」は景気後退の予兆と言われ、ここ50年で「逆イールド」が発生してリセッション(景気後退)しなかった事はただの1回しかないという強烈なアノマリーです。リセッションするという事は当然のごとく株価の下落、それも暴落を引き起こす可能性があります。なんといっても前回の「逆イールド」はリーマンショックの前に起こっていますから。。
この「逆イールド」の厄介なところは、起きてすぐにリセッション入りするのではなく、12ヶ月〜24ヶ月程の期間が空いて、皆が忘れた頃に発生する事です。今、NY市場は史上最高値を更新しています。「逆イールド」が発生したのは2019年の3月下旬。現在の相場の流れが鈍化してきた時、それが2020年の3月以降であると暴落の危険性が高まったと言えそうです。オリンピック前後の相場の動きには十分に注意が必要です。
市場が暴落するのには「利上げ」も密接に関わっていますが、それについては別の機会に述べたいと思います。
今日は「逆イールド」の忘れた頃の暴落に注意!という内容でした。
市場動向【価格推移】
本日は新興市場の日だった様です。とは言っても値動きは極小さい動きです。マザーズも900円あたりを行ったり来たりですね。JASDAQは7/24に転換サインが出ていますが、上昇気流に乗ってきたでしょうか。
市場動向【出来高推移】
マザーズの出来高が戻し基調です。東証一部も久々にプラス圏に戻しました。決算に伴って出来高が上がってくるか。明日以降注目です。
7月分 CAN-SLIM投資銘柄実績
■医学生物学研究所【4557】前日比 0.00%
医学生物学研究所の選定理由はこちらです。
【2019.4.22】医学生物学研究所【4557】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
オレンジのラインは節目と考える10週移動平均線です。
赤の点線はブレイクライン、青の点線は調整の底と考えているラインです。
本日は変わらず。明日が決算です。決算内容を受けて株価がどう動くのか注目ですね。今のところ売り抜けの動きは見えません。今までの分析でいくと上昇。という流れと見ていますが、果たして。
■総医研ホールディングス【2385】前日比-2.19%
総医研ホールディングスはCAN-SLIMで選定した銘柄です。
【2019.6.16】総医研ホールディングス【2385】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
オレンジのラインは節目と考える10週移動平均線です。
赤の点線はブレイクライン、青の点線は調整の底と考えているラインです。
本日は下落。調整ライン近くまで落ちています。韓国の不買運動で化粧品が苦戦しているというニュースもありました。影響は大きくないと思いますが株価にはマイナスですね。調整ラインを大きく切るようだと一旦撤退も視野に入れなくてはと考えています。
■GA technologies【3491】前日比+2.56%
GA technologiesはCAN-SLIMで選定した銘柄です。
【2019.7.4】GA technologies【3491】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
オレンジのラインは節目と考える10週移動平均線です。
赤の点線はブレイクライン、青の点線は調整の底と考えているラインです。
本日は上昇。久々の反発でした。出来高はあまり上がってきてません。4,000円を底に反発の形で推移していけばと思います。
■マネジメントソリューションズ【7033】前日比-1.06%
マネジメントソリューションズはCAN-SLIMで選定した銘柄です。
【2019.7.1】マネジメントソリューションズ【7033】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
オレンジのラインは節目と考える10週移動平均線です。
赤の点線はブレイクライン、青の点線は調整の底と考えているラインです。
本日は下落。10週移動平均が近づいています。10週移動平均を切るようだと一旦ポジションを減らすべきかなと考えています。
■北の達人コーポレーション【2930】前日比+1.33%
北の達人コーポレーションはCAN-SLIMで選定した銘柄です。
【2019.6.8】北の達人コーポレーション【2930】の選定理由・その2
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
オレンジのラインは節目と考える10週移動平均線です。
赤の点線はブレイクライン、青の点線は調整の底と考えているラインです。
本日は上昇。今週も上昇の流れが続いていくには陽線で終わることが大事かと思います。
ピックアップ銘柄
■ハイアス・アンド・カンパニー【6192】
ハイアス・アンド・カンパニーはCAN-SLIMで選定した銘柄です。
【2019.6.23】ハイアス・アンド・カンパニー【6192】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
オレンジのラインは節目と考える10週移動平均線です。
赤の点線はブレイクライン、青の点線は調整の底と考えているラインです。
本日は下落。一旦リリースしました。ブレイクラインを再度越えてくるようであれば再検討したいと思います。
■アズーム【3496】
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
オレンジのラインは節目と考える10週移動平均線です。
赤の点線はブレイクライン、青の点線は調整の底と考えているラインです。
本日は上昇。決算期待の買いが入っています。パッと見は底から反転しそうですが、決算前の動きはあまり良い方向に動く感じではないと考えています。こちらの決算発表も注目です。
CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-