2019年06月投資日記

CAN-SLIM投資日記【2019/6/21】

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市場概況と今後の注目点

6月3週目の金曜日。昨晩のNY市場は上昇。最高値を更新しました。引き続き利下げ期待のようです。思惑につられての上昇はバブル的な動きですので思わしくないですね。あまり期待感ばかり膨らんで失望すると一気に下落してしまうため、適度にしぼむ動きが入ったほうがいいと思います。

日本市場は下げ一直線でした。黒田総裁の談話も市場に主体性を持たせるほどのパワーはなく、根拠の薄い2連騰が上昇の限界だったのかもしれません。国内発の材料は難しいことから、やはり米中貿易問題の方向性がトレンド転換のきっかけになりそうです。イラン問題は原油価格への影響はあるものの、世界経済の流れに大きな影響を与えるまでではないと思います。

新たな銘柄を仕込むには厳しい環境です。大きな投資はできないものの、少しづつ仕込み銘柄は増やしていきたいと思います。その中から上昇のきっかけをつかんだ銘柄については、徐々に増し玉をして利を乗せていく方針です。

投資する際は常に精神的に余裕を持つため、必ず含み益がある状況を保っていたいと思っています。現在、医学生物が大きな含み益を持った状態です。私の1銘柄の投資期間は8週間~20週間位です。医学生物を利益確定するまでに、次の大化け銘柄を仕込んでこの状況を維持したいと考えています。

市場動向【価格推移】

昨日は全市場上昇。本日は全市場下落。極端すぎます(-_-;)。本日の東証一部は中大型株がより大きく下落したようです。

マザーズは他の市場よりもボラティリティは高いですが、過去のマザーズのチャートを見る限り、昨年6月から今年2月までのボラティリティに比べれば現在は収束した状況です。現在は様子見の流れかと思います。直近のG20で世界経済に良い方向の結論がでて投資家心理が改善することが望まれます。

市場動向【出来高推移】

東証二部の出来高が急増しました。5月初頭の段階では「出来高のエネルギーが一定の割合で増したところではトレンドの転換が起こる。」という仮説を立てていましたが、結果はあまり思わしくないように感じています。

ここ2か月間で何度かの大きな出来高の上昇がありましたが、その後の市場の流れに影響を与えているのか、まったく関係ないのかについては、今月末に一度検証したいと思っています。

6月分 CAN-SLIM投資銘柄実績

■医学生物学研究所【4557】前日比-2.37%

医学生物学研究所の選定理由はこちらです。

【2019.4.22】医学生物学研究所【4557】の選定理由

直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。オレンジのラインは10週移動平均線です。

今日は市況に押されて残念ながら今週は陰線で終わりました。しかし、出来高は上昇の週の半分程度、調整ラインも割っていないことから、まだ勢いを失ったわけではないと考えています。節目となる8週目を越えますが、ホールドしていく方針です。

■総医研ホールディングス【2385】前日比-0.28%

総医研ホールディングスはCAN-SLIMで選定した銘柄です。

【2019.6.16】総医研ホールディングス【2385】の選定理由

直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。オレンジのラインは10週移動平均線です。

こちらも市況に押されて陰線で終わりましたが、先週の終値よりも高く、下ヒゲを伸ばして引けています。今日も市況が悪い中で強い動きを見せていました。しばらくは市場の悪化の影響で調整の流れもあるかもしれません。ですが一時的な下落は8%の損切りライン、週足ではピボットライン、10週移動平均を割らない限りはホールドしていきたいと思います。

■ポート【7047】前日比-2.03%

ポートはCAN-SLIMで選定した銘柄です。

【2019.6.19】ポート【7047】の選定理由

直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。オレンジのラインは10週移動平均線です。

こちらも市況に押されて調整の最下限です。出来高は非常に低い状態で引けています。

先日、ブログをご覧いただいている方からご教示いただいた件について、少し補足しておきたいと思います。

こちらの銘柄はIPO時に1,480円の公募価格に対して初値が930円という、「ハズレ」銘柄です。(^-^;

上場後90日のロックアップ解除前後で売り込まれています。ちょうど取っ手形成の当たりです。その後一時的に上昇して1,429円を付けたときも上ヒゲで引けています。このあたりでベンチャーキャピタルの売り抜けがあったようです。サムライ・インキュベイトは5月末までに売り抜けていることが大量保有報告書やポートのIRで確認できます。現在はその流れが終わって小康状態を保ったところです。今後も同様の売り抜けが発生すると思います。一時的に出来高が急上昇した時の動きには注意したいと思います。

ピックアップ銘柄

■北の達人コーポレーション【2930】

直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。オレンジのラインは10週移動平均線です。

週足でピボットラインを割らない状態で引けました。先日は下ヒゲを伸ばしたところで見事に振い落されました。(´;ω;`)

出来高を見ると株価上昇時に増加、調整時は減少。下がるリスクは低いと見ています。来週の市場の雰囲気と初値、板状況を見てインするか判断します。3度目の正直です!

この北の達人のひどい投資結果については、近々で振り返りの分析をしたいと思います。

■ハイアス・アンド・カンパニー【6192】

チャートと出来高は以下サイトをご参照ください。

https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=6192.T&ct=b

ウォッチ銘柄の一つです。既にCAN-SLIMとしてはブレイクした銘柄と判断しています。決算が近かったため避けておりましたが今週は決算をきっかけに下げてます。ですが、ピボットラインを割らずに今週引けました。出来高も週末にかけては大きく下げています。こちらも来週の市場の流れ、初値、板状況次第でインを検討します。銘柄分析については月曜までには終わらせたいと考えています。

CAN-SLIM投資とは?

CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。

1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-

2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-

3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-

4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-

5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-

6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-

7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-

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