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市場概況と今後の注目点
6月3週目の水曜日。昨晩のNY市場は中国との会談実施の決定や利下げ期待などで大幅上昇。材料がない中で思惑で市場が動く展開となっています。
東証一部市場は朝方から大幅高でスタート。昨日のリバウンドもあったのでしょうか。そのまま引けまで横這いの展開となりました。チャートとしては窓を開けての陽線。形としては悪くないと思います。
今日は東証一部が主役の相場だったようです。上昇率、出来高とも東証一部が気を吐いていました。新興市場は小幅な動き。ウォッチしている銘柄も騰落は半々の状況でした。東証一部の上昇には乗れませんでした。
市場動向【価格推移】
市場動向【出来高推移】
6月分 CAN-SLIM投資銘柄実績
■医学生物学研究所【4557】前日比-2.88%
医学生物学研究所の選定理由はこちらです。
【2019.4.22】医学生物学研究所【4557】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。オレンジのラインは10週移動平均線です。
朝方は上昇で始まったものの上値の重い展開でズルズルと下がりました。今までにない売り方の圧力を感じました。週足チャートで見ると赤点線が3,000円です。まずはこのラインを切らないことが大事かと思います。この上で調整が入る分には流れは崩れていないと思います。
10週移動平均もだいぶ上がってきました。このラインを切るようであれば撤退する方向です。
■総医研ホールディングス【2385】前日比-1.74%
総医研ホールディングスはCAN-SLIMで選定した銘柄です。
【2019.6.16】総医研ホールディングス【2385】の選定理由
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。オレンジのラインは10週移動平均線です。
本日も調整の流れ。ブレイク後のピボットポイントが赤点線ですので、ここの上で調整することが重要です。調整ラインの下限で出来高を落とした場合は増し玉も検討したいと思います。
■ポート【7047】前日比+0.44%
ポートの選定理由については近日中にブログにアップする予定です。
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
本日は若干の上昇。こちらは前者の2銘柄と違って、まだブレイク前になります。従って取っ手形成の下限値を調整ラインとみています。このラインをサポートラインとして上で調整を終了して上昇することが重要です。
最近のウォッチ銘柄の動きを見ていると、選定銘柄自体はほぼ上昇をしているものの、インするタイミングがやや遅くて初期の上昇を逃していることが見えてきました。本格的なブレイクはもっと後にくるのですが、初動で動きをつかんでおかないと、一時的な振い落しで撤退するケースがでてきてしまいます。PKSHAや北の達人がそうです。
従ってインのルールに重要な変更をしました。CAN-SLIMの取っ手形成時もしくはブレイク後の調整時のサポートラインをインのタイミングとし、その分損切りラインを8%から3%に変更しようと思います。
損切りラインを上げた理由ですが、調整の底値と考えているため、そもそもここから下がることは想定していないためです。
このルールで運用して効果を確認していきたいと思います。
ピックアップ銘柄
■マネジメントソリューションズ【7033】
チャートと出来高は以下サイトをご参照ください。
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=7033.T&ct=b
本日は出来高を下げて横這い。現在もブレイクラインを突破した状態をキープしています。残り2日でどう動くか、注視していきたいと思います。
CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-