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市場概況
6月1週目の水曜日。昨日のNY市場は大幅に上昇。FRB関係者からの利下げ発言がきっかけとなっています。日本市場も朝方から大幅上昇でスタート。そのまま横這いで引けています。思ったよりも動きが少なかったように見えますが、それもそのはず。出来高推移を見てみると出来高はそれほど上がっていませんでした。特に新興市場は非常に低い出来高になっています。個人が中心となって一部の人気銘柄に出来高が集中したようです。
米国の金利下げについては、大統領選を控えたトランプとしても景気刺激策として是が非でも実現したい内容だと思います。当面は貿易摩擦でダメージを受けないよう、金融政策を誘発するような流れになってくるんではないでしょうか。
日本市場にとって短期的には米市場につられて上がる要素となっても長い目でみれば円高を招き、日本の経済にとってはよくない動きと考えられます。日本はすでにマイナス金利ですから金利政策には限界があります。量的緩和策などでマネタリーベースを増やすような措置をとっていかないと、10月の消費税引き上げも控えている中では、市場が冷え込んでいく流れになってしまうと思います。
当然そのような状況は避けなければいけないので、日銀からなにか追加施策があると期待しています。仮に具体的な策が発表されないと、市場は失望し、下落が加速する危険性はあると思います。
現在の市場の流れを見ていると、こういった背景をベースに大口は様子を見ているような印象です。日銀の政策会合に関する主な意見は6月28日です。今月はそれをにらんであまり大きな動きはないかもしれません。
市場動向【価格推移】
週偏差率 = (本日の市場価格 - 週平均価格) ÷ 週平均価格
市場動向【出来高推移】
週偏差率 = (本日の出来高- 週平均出来高) ÷ 週平均出来高
6月分 CAN-SLIM投資銘柄実績
■医学生物学研究所【4557】前日比+7.65%
医学生物学研究所の選定理由はこちらです。
【2019.4.22】医学生物学研究所【4557】の選定理由
本日のチャートと出来高は以下サイトをご参照ください。
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=4557.T&ct=b
朝から高く始まり、出来高を伴って年初来高値を更新しました。今日は売り板が非常に少なかったこともあり、出来高増の場面では株価を上昇させる展開となりました。後場に入ると全体的に出来高も落ち着き、利益確定売りもあったことからやや下落して終了しています。
今日の様子を見ると売りの圧力はだいぶ下がっているようです。引き続き個人の売買が中心のようですので、株価は乱高下する可能性があります。出来高の推移を注視していきたいと思います。
■北の達人コーポレーション【2930】前日比-0.50%
北の達人コーポレーションはCAN-SLIMで選定した銘柄です。
【2019.4.16】北の達人コーポレーション【2930】の選定理由
チャートと出来高は以下サイトをご参照ください。
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=2930.T&ct=b
朝方は高く始まったものの、ジリジリと下げていきマイナスで引けています。今週は出来高も増えてきており週足で陽線で引けてくると来週以降上昇の流れになると考えています。引き続き流れを注視していきたいと思います。
ピックアップ銘柄
■PKSHA Technology【3993】
PKSHA TechnologyはCAN-SLIMで選定した銘柄です。
【2019.3.29】PKSHA Technology【3993】の選定理由
チャートと出来高は以下サイトをご参照ください。
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3993.T
下がりそうになると必ず復活してくる。なかなか粘り強いです。(^-^;引き続き調整ラインをキープしてますので、ウォッチしていきたいと思います。
■ビーロット【3452】
チャートと出来高は以下サイトをご参照ください。
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3452.T&ct=b
キレイなティーカップチャートになりそうだなぁ。とウォッチしている銘柄です。最近値を伸ばしてきています。どこかで調整の動きが入ってくれるとCAN-SLIM銘柄として検討できるなと考えています。
CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-