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市場概況
5月5週目の金曜日。前日のNY市場は小幅反発。日本市場は開場前のトランプ大統領のメキシコ関税引き上げをきっかけとしたのか、朝方から大幅に下げてスタート。その後戻すと思われましたが、後場に入って下落を加速させています。TOPIXと比較すると日経平均の下落率が高い状況。大型株がより下落した形となっています。
昨日のブログで紹介したJASDAQ TOP20とマザーズ・コアですが、JASDAQ TOP20はプラスで引けています。JASDAQは出来高も大幅に上昇しており、主要銘柄に買いが入ったようです。一方のマザーズ・コアはマザーズ指数よりマイナスで引けています。マザーズ市場は個別銘柄のほうがパフォーマンスが勝っていたようです。
この全体指数と主要指数の数字の乖離が市場に与える影響についての考察は週末に検証したいと思っています。
市場動向【価格推移】
週偏差率 = (本日の市場価格 - 週平均価格) ÷ 週平均価格
市場動向【出来高推移】
週偏差率 = (本日の出来高- 週平均出来高) ÷ 週平均出来高
5月分 CAN-SLIM投資銘柄実績
■医学生物学研究所【4557】前日比+0.98%
医学生物学研究所の選定理由はこちらです。
【2019.4.22】医学生物学研究所【4557】の選定理由
本日のチャートと出来高は以下サイトをご参照ください。
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=4557.T&ct=b
本日も小幅な動きに終始するかと思ったのですが、14時頃から急落しました。調整ラインの最下限である2,900円近辺でもみあい、若干上昇しての終了となりました。2,900円には大きな買い板があり、それ以上の下落を止めていたのが印象的です。来週、増担保解除条件をクリアする予定ですので、来週以降の株価動向に注目したいと思います。
ピックアップ銘柄
■PKSHA Technology【3993】
PKSHA TechnologyはCAN-SLIMで選定した銘柄です。
【2019.3.29】PKSHA Technology【3993】の選定理由
チャートと出来高は以下サイトをご参照ください。
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3993.T
本日は調整の最下限で引けています。まだブレイクには時間がかかりそうです。引き続き見ていきます。
■北の達人コーポレーション【2930】
北の達人コーポレーションはCAN-SLIMで選定した銘柄です。
【2019.4.16】北の達人コーポレーション【2930】の選定理由
チャートと出来高は以下サイトをご参照ください。
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=2930.T&ct=b
本日は下げて引けており、残念ながらブレイクラインを越えることができませんでした。市況も予断を許さない状況ですので、来週も引き続き様子を見ていきたいと思います。
■GA Technologies【3491】
チャートと出来高は以下サイトをご参照ください。
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3491.T&ct=b
本日は昨日の上昇の水準を保ったまま終了しています。来週に入って調整の動きが出てくるといよいよ本格上昇の準備に入るのではないかと思いますので、注意深く見ていきたいと思います。
5月の振り返り
10連休明け、令和最初の取引ということで期待感のあった市場ですが、まんまとやられましたね。。。市場はそんなに甘くないということでしょうか。(^-^;
4月は比較的活発に取引をしていたんですが、徐々に大化けの様子を見せた6572 RPAと4557 医学生物に資金を集中させました。
結果、RPAを5/21に売却した時には、信用取引を使っていたこともあり総資産が40%弱増える結果となりました。RPAに関しては買いのタイミング、増し玉、売りのタイミングとも非常に良い判断ができたと思っています。うまくはまった時のCAN-SLIMの威力を感じることができました。
もう一つの医学生物に関しては市場のトレンドに合わせて調整の動きが入り、月間としてはほぼ横這いの結果となっています。その間、ブレイクの動きと勘違いして増し玉した分についてはマイナスとなっています。
ただ、損益分岐点はまだだいぶ低いところにあることと、この銘柄のファンダメンタルの強さは確証しており、いまの株価水準は相当低いと考えているため、当面は保持する方針でいます。
今月の大いなる反省点は、3993 PKSHAの判断です。RPAの利確後で現金が潤沢にあったことと気が大きくなっているときに安易に買いに行ったことが一番の問題点です。しっかりとした調整を経てトレンドに乗った形でブレイクしたところを狙うのがCAN-SLIMの買い方です。この辺については医学生物の増し玉にも早まった行動が見られます。まだまだ自分を制御できていない未熟な精神力をもっと鍛えなくてはいけません。
そういう意味ではPKSHAの損切りをルール通り実行したことは、その後冷静さを取り戻せた結果だと思っています。RPAで得た利益に比べれば損失は軽微なものでしたので、致命的な失敗をしないようにこの教訓は活かしたいと思います。
6月以降の投資方針
先月はRPAを売却して、医学生物を増し玉する方針でおりましたが、ほぼそのとおりの投資が実行できました。ただ、ここまでの市況悪化が起こることは想定しておりませんでした。セルインメイおそるべしです。。
開発した指標で市場転換のサインが出たもののいまいち動きが見えません。マザーズは若干改善の動きはありますが。サイン自体が上がるか下がるかまで判定できない中、さらなる下降のサインだった可能性もあり、やはり実効性を高めるにはさらなる改良が必要だなと感じています。昨日比較した主要銘柄と市場全体の乖離を分析するのもその一環として考えています。
現在、ポートフォリオは医学生物1銘柄となっています。いくつかの候補銘柄はありますが、市況が改善しつつあるマザーズ市場をベースに新たな投資を検討することになると思います。当然、医学生物がさらなるブレイクをしていく中では増し玉も検討していきたいと思います。
CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-