CAN-SLIM投資法を利用して実際に投資を行なっている事例を紹介します。
今回はビジョン【9416】です。
CAN-SLIM投資法に関連する注目ワードは強調して表示していますので参考にしてください。
目次
ファンダメンタル分析
WEBマーケティングを展開するビジョン。現在、第2の柱としてwifiルーターレンタルを急激に伸ばしています。今後のオリンピック、万博や日本のインバウンド戦略に沿ったテーマ性の高い会社です。
業績について以下にまとめました。わかりやすくするため決算予想数値として発表されている最終年度の数字を100%として、年度ごとの割合を表示しています。
グラフについては綺麗に右肩上がりになるのが理想です。ビジョンは全ての数字が見事なまでに右肩上がりです。爆発的ではありませんが着実に売上、利益を伸ばしています。一株益も前期比20%以上を常に達成する見込みです。ROEも毎年度上げていき、最終年度25.5%を達成する見込みです。直近の前年度比四半期経常利益は39.2%増となっています。
チャート分析
チャートですが、見事なWボトム型を形成しています。以下流れに沿って解説します。
- 2015年にIPOしてから2018年10月まで上昇した後、調整に入りました。
- ベース形成期間は出来高を下げながらWボトムを形成しました。途中出来高が急増する場面もありましたが、徐々に出来高を下げ、株価はジリジリと上げていきました。
- その後、出来高上昇とともにピボットポイントをブレイクしました。オニールによれば、ピボットポイントをブレイクした銘柄の半分がブレイク後2、3週間はピボットポイントの下で調整が入るという研究結果が出ています。損切りラインを8%と決めて様子を見ていこうと思います。
レラティブストレングス
今回からレラティブストレングスを追加しました。CAN-SLIMにおいて重要と言われながらあまりお目にかかる事のない指標です。本来のオニールが言うレラティブストレングスは対象となる市場の全銘柄に対しての値動きの強さを見るものですが、そこまでデータ分析ができませんので、指標となる市場の1年間の値動きと対象銘柄の値動きを比較して、銘柄の強さを見たいと思います。
私の中の現在の基準では、市場に対して+50%以上の上昇幅を確保している事としています。
ビジョンは東証一部銘柄ですので、TOPIXと比較しています。1年前の終値を0として、その後の終値の変化をグラフにしています。ビジョンは市場に対して60%以上アウトパフォームしています。
明らかに市場が停滞する中、力強い動きを見せています。Wボトムは市場の下落時に形成されています。また市場が横這いの期間は値を伸ばしているのが分かると思います。正にWボトムで調整が入った。というのを裏付ける動きだと思います。今後、東証一部が上昇トレンドに入るとビジョンも大きく伸びるのではと考えています。