CAN-SLIM投資法を利用して実際に投資を行なっている事例を紹介します。
今回はPKSHA Technology【3993】です。
CAN-SLIM投資法に関連する注目ワードは強調して表示していますので参考にしてください。
目次
ファンダメンタル分析
自然言語処理、画像認識、機械学習、深層学習技術を用いたアルゴリズムソリューションを展開するPKSHA Technology。近年の人材不足や生産性向上などの需要によるAI化の流れを受けたテーマ性の高い会社です。
業績について以下にまとめました。わかりやすくするため決算予想数値として発表されている最終年度の数字を100%として、年度ごとの割合を表示しています。
グラフについては綺麗に右肩上がりになるのが理想です。純利益、1株益については固定資産譲渡益による特益があったため、18年度から19年度にかけては伸び悩んでいるように見えますが、その他の数字は見事なまでに右肩上がりです。特に最終年度は高い伸びを想定しています。ほぼすべての数字で50%以上の成長を想定しています。ROEは最終年度15.7%を達成する見込みです。
チャート分析
チャートですが、ティーカップというよりはアラジンランプみたいないびつな形です。以下流れに沿って解説します。
- 2017年9月にIPOしてから2018年1月まで上昇した後下降トレンドに入りました。その後2018年6月に戻り高値を付けました。
- ベース形成期間は出来高を下げながら大きく株価を下げました。12月まで継続して下げた後、急上昇します。そのため底が尖ったような形となりました。
- 取っ手形成前に出来高を伴って株価が上昇し、その後出来高減少とともに取っ手部分を形成しました。
- 今週、出来高上昇とともにピボットポイントをブレイクしました。本来はベース形成期間は出来高も株価の変動も少なくなります。しかしこの銘柄は非常に変動が大きいため判断に迷いましたが出来高の推移に注意しながら投資したいと考えています。株価が下に動いた場合はすぐに損切りしたいと思います。
CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-