CAN-SLIM投資法を利用して実際に成果を上げた事例を紹介します。
今回はウォンテッドリー【3991】です。二つのチャートパターンが重なりあうような形になり、ちょっと判断に迷ったケースです。長いほうのスパンで見ると8週間で47%上昇しました。現在も上昇の途中にあり継続してウォッチしている銘柄です。
CAN-SLIM投資法に関連する注目ワードは強調して表示していますので参考にしてください。
目次
ファンダメンタル分析
ビジネスSNS『ウォンテッドリー』を運営し人材活用をメインのビジネスとするウォンテッドリー。いわゆる人材派遣とは違う切り口で独自のビジネスを展開しています。創業者が70%以上株を保有しておりサイバーエージェントも10%程出資していて浮動株が極端に少ないのが特徴としてあります。財務状況は売上が順調に伸びてきており、19年度には1株利益が倍になる予測が出ています。ROEも19年度には28.7%と一気に伸びる予定となっています。
チャート分析
チャートの流れに沿って解説します。
- 2017年9月にIPOした後、10月まで上昇し、その後2018年5月まで下落しました。その後2018年6月に戻り高値をつけました。当初、この段階でベース期間に入り、取っ手付きカップの形を形成したように見えました。(紫の点線で取っ手付きカップの形、ピンクの点線でピボットラインを表しています。)
- 赤い▼マークのところで出来高増とともにピボットポイントをブレイクしたと判断して投資しました。
- ところがこの後出来高減少とともに振い落としの動きがありました。典型的な取っ手形成の動きです。私が投資判断したポイントは早すぎたようです。
- この新たな振い落とし期間の高値(ピボットポイント)をブレイクしたところで新たな買いサインがでました。(取っ手付きカップの完成)
- 買いサイン後、出来高が大幅上昇となります。現在も株価は上昇の途中です。最初の勘違いした買いから8週間で47%上昇しており、本当のブレイクと思われる水準からは3週間で13.5%上昇となっています。
最後に
今回は似たようなチャートパターンが重なったケースでした。初めのパターンが正しかったのか、やはり後のパターンが正しいのかは今後の株価をウォッチして経過を観察したいと思います。