CAN-SLIM投資法を利用して実際に成果を上げた事例を紹介します。今回はサニーサイドアップ【2180】です。サインが出てから最終的に10週間で68%上昇しました。現在も継続してウォッチしています。CAN-SLIM投資法に関連する注目ワードは強調して表示していますので参考にしてください。
目次
ファンダメンタル分析
企業PRや販促支援を展開するサニーサイドアップは、スポーツビジネスに強みがあります。株主にはあの中田英寿氏の名前も見えます。これからラグビーW杯、オリンピックとまさにピークを迎えつつあるテーマ株です。財務状況ですが、売上・利益とも16年度から18年度にかけては足踏み状態でしたが、19・20年度には増加を見込んでいます。1株利益も18年度に一度落ち込みましたが、19年度以降復調の想定です。ROEは2020年度は18.8%を想定しています。筆頭株主は代表取締役で38%を有しています。
チャート分析
チャートの流れに沿って解説します。
- 株価は上場来高値更新後、高値更新はできずに下落してベース形成期間に入りました。
- ベース形成期間中は出来高が低調のままで推移します。
- その後、取っ手形成前に大幅な出来高増を伴って上昇します。
- 大幅に上昇後、振い落としの期間に入り出来高も減少します。
- 振い落とし期間の高値(ピボットポイント)をブレイクしたところが買いサインです。(取っ手付きカップの完成)
- 買いサイン後、出来高が上昇傾向となります。
- その後、出来高を伴って10週間で68%の上昇を見せました!
最後に
ファンダメンタル的な要素(売上・利益等)に関する力強さにかけたものの、結果としては大幅な増となりました。CAN-SLIMで提唱するチャート分析の形に近い流れができると比較的上昇の傾向にあるように思います。また投資には非常にタイミングが重要なんだな。というのが実感です。ベース形成期から常に株価をウォッチしていつブレイクするかを観察するのが重要だと思います。